【中学受験伴走】冬期講習&直前期 「合格した子」の親がやっていたこと

「中学受験伴走」本番直前期 冬期講習~入試直前期にしておきたい親の伴走編

教育ジャーナリスト:佐野 倫子

直前期・苦手な単元の復習も塾に相談を

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大手塾講師・算数担当:「小6の冬期講習は、カリキュラムのなかでもっとも難易度が高い問題まで扱います。対して1月になると、総点検に移行していくイメージです。それだけに、いかに授業で集中しきるかが重要になってきます。

実戦形式で問題を解く時間も増えますから、お子さんに『家庭学習が短くて済むように、わからないこと、間違えた問題は授業中にどんどん質問したり印をつけたりすることで復習時間を短縮していこう』と声をかけてください」


6年生後期は、まさに時間との勝負。塾にいる時間も増えますから、そこで集中することがこれまで以上に重要です。

ときどき「直前期はもうほとんどの単元を習っているので、塾に行かずに独自で穴を埋めたほうがいいですか?」と相談を受けますが、個人で苦手な単元を埋めるにしても、塾に相談したほうがいいと私は考えます。

保護者の方が直前期に適切な計画を立てつつ、家庭のみでそれを遂行させるのはややハードルが高いでしょう。その場合でも、個別指導塾や家庭教師など、第三者の意見やペースが反映されたほうがいい結果につながるように感じました。

また、直前期の塾では子どもたちのテンションも高まっていきますから、通塾することで周囲と一緒に団体戦のように緊張感を高めていけることもメリットです。

お弁当も予行演習のつもりで

正月特訓などはお弁当を持参する塾も多いと思います。その時間は子どもがほっとできるように、我が家では保温できるスープジャーやホットサンドメーカーなどを使ってお弁当を工夫していました。すばやく糖分を補給できるように、お弁当にミニ羊羹やラムネを入れてみたり。

入試本番でお弁当が必要な学校もあるので、当日の予行演習のつもりで、同じメニューを試してみるのもおすすめです。

サーモスのスープジャーは保温性抜群、汁もれも心配なし! スープや豚汁、カレールーをいれたり、大活躍しました。  画像提供:佐野倫子

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