【中学受験】「4年生の苦手」はひっくり返せる! 「早稲田アカデミー」御三家校・国語対策講師が「国語を伸ばす」方法を明かす

「早稲田アカデミー」御三家対策コース国語担当・本多弘篤先生に聞く、「中学受験の国語」 #2 ~4年生の国語の勉強方法~

早稲田アカデミー中学受験部上席専門職・国語科統括責任者:本多 弘篤

「4年生の苦手」はひっくり返せる!

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本多先生も小学生のお子さんを持つ、子育て中のパパでもあります。

──本格的に中学受験勉強がスタートするのが4年生です。始まったばかりとはいえ、4年生のテキストを見ると、驚くほど素材の文章が長いと感じました。

それまであまり読書をしてこなかった子からすると「もう、国語は苦手……」と、苦手意識がついてしまうと思います。いきなり最初からつまずいてしまった場合、どうすればいいのでしょうか?

本多弘篤先生(以下、本多先生):確かに前回もお話ししましたが、最近の入試は圧倒的に「読む」ということに比重が寄っています。読んで、理解し、そのうえで解く。これが中学受験の国語です。

でも、安心してください。「読んで理解する」ことを塾でじっくりと教えていきますから。そこで学んだことを意識して、家庭学習にも取り組んでいただければ、必ずできるようになります。

ただ、最初は慣らすためのカリキュラムのなかで、テキストの文章を長いと感じて、面食らうお子さまはいらっしゃるかもしれません。

しかし、私は「4年生の苦手はニセモノ」だと思っています。

──ニセモノ!? どういうことでしょう?

「4年生の苦手はニセモノ」とはどういうこと?

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