【中学受験】「4年生の苦手」はひっくり返せる! 「早稲田アカデミー」御三家校・国語対策講師が「国語を伸ばす」方法を明かす
「早稲田アカデミー」御三家対策コース国語担当・本多弘篤先生に聞く、「中学受験の国語」 #2 ~4年生の国語の勉強方法~
2024.12.06
早稲田アカデミー中学受験部上席専門職・国語科統括責任者:本多 弘篤
「4年生の苦手」はひっくり返せる!
──本格的に中学受験勉強がスタートするのが4年生です。始まったばかりとはいえ、4年生のテキストを見ると、驚くほど素材の文章が長いと感じました。
それまであまり読書をしてこなかった子からすると「もう、国語は苦手……」と、苦手意識がついてしまうと思います。いきなり最初からつまずいてしまった場合、どうすればいいのでしょうか?
本多弘篤先生(以下、本多先生):確かに前回もお話ししましたが、最近の入試は圧倒的に「読む」ということに比重が寄っています。読んで、理解し、そのうえで解く。これが中学受験の国語です。
でも、安心してください。「読んで理解する」ことを塾でじっくりと教えていきますから。そこで学んだことを意識して、家庭学習にも取り組んでいただければ、必ずできるようになります。
ただ、最初は慣らすためのカリキュラムのなかで、テキストの文章を長いと感じて、面食らうお子さまはいらっしゃるかもしれません。
しかし、私は「4年生の苦手はニセモノ」だと思っています。
──ニセモノ!? どういうことでしょう?