幼児から楽しめる! キユーピーの人気オンライン見学を体験してみた

〔オンラインツアー&工場見学〕キユーピーマヨネーズのひみつツアー

阿部 真奈美

人気の見学施設・マヨテラスが、オンライン見学ではどんなふうに楽しめるかを紹介。
画像提供:キユーピー

長引くコロナ禍で、「オンラインツアー」や「オンライン工場見学」が人気を博しています。

紹介するのは、マヨネーズでおなじみの食品メーカー「キユーピー株式会社」が実施する参加型のオンライン見学ツアー。幼児から小学生、ママ向けまで10種類以上のコースがありますが、今回体験したのは、幼児向けの見学コース「マヨネーズのひみつ発見!」です。

クイズやチャットで、リアルタイムのコミュニケーションが楽しい、と評判のオンライン見学とは?

あの網目模様やロゴマークに子どもたちも大興奮

「みなさんは、キユーピー マヨネーズは好きですか? 好きだという人は、手で丸を作ってくださーい」

スタッフのこの問いかけからツアーは始まりました。手で大きく丸を作る子、大きく手を上げる子。子どもたちは、さまざまに反応します。

「マヨネーズのひみつ発見!」の幼児向けコースに参加したのは、ある平日の午後。人気の見学施設「マヨテラス」(東京都調布市)を、オンラインで案内してもらえるとのことで、8組の家族と一緒に参加しました。

オンライン見学は、2人のスタッフにより進行。2人とも、ハキハキと親しみを込めて話してくれ、時に参加者の名前を呼びかけることもあります。子どもたちは耳を傾け、自分でしっかりと話を理解しているようでした。

見学の流れなどの説明が終わると、いよいよカメラがマヨテラスの中へ潜入! カメラが内部を映し、もう1人のスタッフが見たままに実況してくれます。

「正面の壁に、赤い網目模様が見えてきました。この模様、見たことがあるでしょうか? マヨネーズの袋に書いてありますよね」(スタッフ)

見覚えのあるイラストやおなじみの赤い網目模様。キユーピー マヨネーズをモチーフにしたデザインが、マヨテラスのあちこちに散りばめられています。
画像提供:キユーピー

スタッフが施設内を移動するたびに、「これって、キユーピー マヨネーズのあれ?」と思うものがチラチラ映り込みます。

「マヨネーズドーム」への入り口は大きな星型になっています。これって、もしやあれ?
画像提供:キユーピー
そう、マヨネーズボトルの絞り口なのです! スタッフの後ろに見えるのは、キユーピーのシンボル!
画像提供:キユーピー

パッケージ模様だけでなく、マヨネーズのキャップやキユーピーのロゴマーク、 “キユーピーちゃん”など、子どもたちはなじみのあるモノを発見し、画面越しに「あ、見たことある!」「それ知ってる!」と、盛り上がります。

対象年齢ごとに3つのコースを用意

今回のツアーの会場となっている「マヨテラス」は、2014年、東京都調布市にオープン。マヨネーズに関するさまざまな情報やトピックを体感しながら、楽しく学べる見学施設です。

本来は来場して楽しめる施設ですが、2020年10月からは、予約制のオンライン見学(無料)をスタートしました。

参加している「マヨネーズのひみつ発見!」コースは、「マヨネーズについて詳しくなってもらおう!」というコンセプトのもと、対象年齢層ごとに「幼児向け」「小学生向け」「一般」の3コースがあります。

「幼児向け」コースは週に1回、保育施設から帰ってきた子どもでも参加しやすい平日の午後に実施されており、月に1回程度は土曜日にも開催されています。

参加者とのコミュニケーションを大事にしているため、参加人数は一度の見学で25名、10組くらいを目安に予約を受け付けています。

「マヨテラス」の全貌。左に見える、マヨネーズボトルを模した「マヨネーズドーム」の中にも、カメラが潜入してくれます。
画像提供:キユーピー

クイズやチャットのライブでコミュニケーション

さて、オンライン見学はここからが本番。スタッフがマヨテラスの中をカメラと一緒に移動しながら、クイズを出題します。

「マヨネーズの材料はどれ? どれの卵でしょう? 
1.にわとり 2.ペンギン 3.きょうりゅう」

クイズの出題ボードは、ひらがなとかわいいイラストで分かりやすく。
画像提供:キユーピー

「ペンギン? それとも、きょうりゅう?」
楽しいひっかけ問題に、子どもたちはどんどん盛り上がります。

初めは控えめだった子どもたちも、クイズの回を重ねるごとに積極的になっていきました。同世代のお友達が手を上げてクイズに参加している姿にも触発されたみたいです。

途中、スタッフが「どうやってマヨネーズを食べるのが好きか教えて」と問いかけ、マイクのミュートを解除して、子どもとやり取りする時間もありました。

「キュウリです」(参加者の男児)
「キュウリ、私も大好き。●●くん、答えてくれてありがとう」(スタッフ)

「マヨネーズしゅき」(参加者の女児)
「ありがとう。▲▲ちゃんにマヨネーズが好きって言ってもらえて、とってもうれしいです」(スタッフ)

一方通行ではないコミュニケーションがうれしかったのか、子どもたちの発言が増えていきました。「みんなの前で手を上げて、お話ができた!」という達成感は自信にもつながりますね。

この見学ではチャット機能も使うので、「声を出するのはちょっと恥ずかしい」という恥ずかしがり屋の子どもでも、親がそばでサポートし、チャットで会話に参加することも可能です。

「なるほど、マヨネーズ!」というコーナーでは、よりマニアックなマヨネーズのひみつを、クイズ形式で知ることができます。
画像提供:キユーピー
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