10月23日 ウルトラマン 少年の描いた絵が実体化!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 10月23日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月23日」(1966年)。
ムシバ少年が描いた絵が実体化したガヴァドンA
©️円谷プロ PHOTO/講談社
初代マンの活躍として親しまれてきた『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで前作を上回る大人気番組となった。
数あるエピソードの中でも少年の落書きの怪獣が実体化してしまうエピソードは、今でも人気のある名作回の一つ。

「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

怪獣の落書きが実体化!?

1966年10月23日に放送された『ウルトラマン』第15話「恐怖の宇宙線」は、人間を攻撃したり暴れない怪獣が登場するエピソードだ。

学校で自分が考えたガヴァドンという怪獣の絵を描いたムシバ少年。しかし、クラスメイトに「オタマジャクシ」と笑われてしまう。大きく描けば迫力が出ると考えたムシバ少年は、資材置き場の土管に絵を描くが翌日、絵が宇宙線と太陽光が融合した光を浴びたことで実体化してしまう。

怪獣となり意思を持ったガヴァドンは工業地帯に出現するが、眠るだけで暴れる素振りは見せず日が暮れるとどこかに消えていった。

少年たちによってガヴァドンBが出現!

大人しいガヴァドンが不満なムシバ少年は、クラスメイトたちと共にガヴァドンの絵を描き足し、凶暴そうな外見の絵を完成させた。

翌日の朝、新たな姿で再び実体化したガヴァドンだが、やはり眠っているだけで動かない。しかし、今度は東京の街に出現したため交通網が遮断され、日本経済が止まってしまう。

科学特捜隊はガヴァドンを倒すため作戦を開始。ハヤタもウルトラマンとなって戦うが、ムシバ少年たちはガヴァドンを倒さないようウルトラマンにうったえる。ウルトラマンはガヴァドンを宇宙へ運び出し、毎年7月7日の七夕に会えるように、ガヴァドンを宇宙の星の一つとすることにした。

二次元怪獣ガヴァドン

怪獣らしい外見になったガヴァドンB
©️円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
二次元怪獣ガヴァドン
身長/30メートル 体重/2万トン(ガヴァドンA)
身長/60メートル 体重/4万トン(ガヴァドンB)

宇宙線と太陽光によって絵が実体化した怪獣。最初にムシバ少年が描いたガヴァドンAが登場し、翌日絵が友人たちに描き足されたことでガヴァドンBとなって再登場した。戦う意思はなく、ウルトラマンの攻撃にも目立った反撃はしない。子供たちの訴えを聞いたウルトラマンによって星になり、7月7日の七夕の日にだけ子供達と会えるようになった。
ちなみに、ウルトラマンの語りかけによりそれを知ったムシバ少年は、「その日雨が降ったら?」とウルトラマンに問いかけるのだった。

登場エピソード:『ウルトラマン』第15話「恐怖の宇宙線」(1966年10月23日放送)
脚本:佐々木守/監督:実相寺昭雄/特殊技術:高野宏一

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。
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10月23日は、落書きだったガヴァドンが実体化!

10月23日は土管に描いた怪獣が謎の宇宙線を浴びることで命を得て実体化。二次元怪獣ガヴァドンとなったエピソードの日。
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Ⓒ円谷プロ Ⓒウルトラマントリガー製作委員会・テレビ東京

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©円谷プロ

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。