読み聞かせでYouTubeから離れる! ママ&パパ「絵本選び」の狙い・目的

ママやパパが絵本に期待している たくさんのこと〔コクリコラボ第4回〕

コクリコラボ

みなさんは普段、どのような基準でお子さんに読み聞かせる絵本を選んでいますか?

コクリコラボで行ったアンケート(※)では「絵本を選ぶ際に重視する点」への回答でもっとも多かったのが「絵のタッチで選ぶ(62.8%/複数回答)」でした。

※コクリコ「子育て×読書に関するアンケート調査」
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2021年3月31日〜4月5日、インターネット上で実施。有効回答数は51件

コクリコラボでは、どんな絵のタッチが人気なのか、ママたちのリアルな声を集めるため座談会を実施。現在乳幼児を子育て中のママたちに詳しく話をうかがいました。

座談会では、アンケート結果とは違った「リアルな声」が集まりました。絵本選びにおいては「内容を重視している」という人が多くいたのです。

さらに、いまどきのママやパパは、読み聞かせた絵本を通して子どもに達成させたい目的があり、その目的に即した内容の絵本を選ぶ傾向にあることが分かってきました。

そこで本記事では特に未就学児を持つママやパパにおすすめする、目的別の絵本選びのコツを4つご紹介します。


コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

①生活習慣を身につける

言葉が分かるようになり、絵本の読み聞かせにも反応が出てくる2歳以降の未就学児の時期。このころは保育園や幼稚園などの集団行動が始まるとともに、自我が芽生えイヤイヤ期などが重なって大変です。

この時期には「生活習慣を身につける」という目的で絵本選びをしているママが多くみられました。同じ悩みを抱える方への参考になるよういくつか例を挙げてみましょう。

まず難航するトイレトレーニングでは『オムツの中みせてみせて』。しかけ絵本形式で楽しく読めます。

『オムツの中みせてみせて』


順番を守れずいつもお友だちやきょうだいとけんかになってしまう子には『ノンタンぶらんこのせて』。これは数字を覚えられるという知育的なおまけもあります。

『ノンタンぶらんこのせて』


髪の毛を結ぶのがどうしてもいや! という娘に効いたというのが『でこちゃん』

『でこちゃん』


はみがきイヤイヤの子には『バイバイ!むしバイキン』。お子さんから「むしバイキンいるから歯磨きする!」と言わせればしめたものです。

『バイバイ!むしバイキン』



この他にも、特定の生活習慣ではなく網羅的にその月齢でのぞましい生活習慣を身に付ける目的であれば年齢別「えほん百科シリーズ」もおすすめです。

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