子ども服&絵本は<使う場所のそば>がラクチン!「本多さんち」の収納ルール

本多さおりさんに教わる「子どものモノ」収納レッスン#2 洋服・絵本編

整理収納コンサルタント:本多 さおり

「面倒くさがりなので、家事も収納もラクができるように考えています」と本多さん。 写真:深澤慎平

次から次へと増える“子どものモノ”、どうやって片付ければいい? そんなパパママのお悩みを解決するべく、整理収納コンサルタントで2児のママ・本多さんにインタビュー。

第2回は、子どもの洋服・絵本編。「本多さんち」のクローゼットや本棚の収納ルールについて伺います。(全3回の2回目。1回目#1を読む)

洋服はハンガー&ワゴンで全体を見える化

――幼児のうちは特に着替えが多いですし、すぐにサイズアウトもしてしまうので、洋服が増えがちです。本多さんは、どう管理していますか?

本多さおりさん(以下、本多さん)「うちの息子たち(6歳と4歳)はふたりとも保育園に通っているのですが、必要なのは、その日に着ていく分と着替えが1セット。毎日洗濯して、乾いたものを持っていくようにしているので、数はそれほどいらないのかなと思っています。

とはいえ、それでもやっぱり増えてしまう。季節に合っているか、傷んでいないか、サイズが小さくないかなど、<点検>の頻度は、大人の洋服に比べて高いですね。長男が着られなくなった洋服は、次男のためにおさがりとして取っておくものもありますが、次男の分は少し小さいお友達に譲ったり、メルカリで売ったりすることが多いです。

メルカリを始めて感じたことですが、<点検>はシーズンのはじめにするのがおすすめです。譲るにしても売るにしても、タイミングを間違えると、相手は着る時期まで洋服を保管するスペースが必要になってしまいます。すぐに着られる洋服を、すぐに着られる相手に渡したほうが、喜ばれますよね」

――洋服は、どのように収納していますか?

本多さん「トップスは基本、ハンガーで“引っ掛け収納”です。洗濯物を乾かすときは乾燥機を使うのですが、トップスまで乾燥機にかけると結構な量になるので、トップスは自然乾燥で。乾いたらハンガーにかけたままクローゼットにしまって、家事もラクにしています。

ボトムスはたたんで、クローゼットのワゴンに。引き出しではなく、中が見えるワゴンなのがポイントです。この収納だと、トップスもボトムスもワンアクションで取り出せますね。

クローゼット手前の右側が長男、左側が次男と、左右で分けているのですが、こうすると、並んでいるより明確に長男と次男の線引きができます。

それに、全体をひと目で見渡せるので、『長男はトップスが潤沢だな』『次男は厚手のボトムスがないな』と、今後何を買えばいいかの指針にもなりますね」

右が長男、左が次男のワゴンで、ボトムスのほかにタオル類も。長男のワゴンに引っ掛けた収納袋には、靴下が入っています。 写真:深澤慎平
クローゼット手前、右側が長男、左側が次男のエリア。「ラクに洗濯物を戻せるように、手前にしています」(本多さん)。  写真:深澤慎平
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