3月11日 ティガの謎! 闇の巨人カミーラ・ダーラム・ヒュドラと激突!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月11日(2000年)

テレビマガジン編集部

“平成ウルトラマンシリーズ”第1作として人気の高い『ウルトラマンティガ』。超古代の光の巨人であるティガは、謎も多いヒーローでした。それでも、3000万年前のティガをうかがい知ることは可能です。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月11日」(2000年)。
復活した3体の闇の巨人。左からヒュドラ、カミーラ、ダーラム  ©円谷プロ PHOTO/講談社
『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』は、1996年より放送が開始された『ウルトラマンティガ』の映画化作品で、『ウルトラマンガイア』の放送が終了した翌年の2000年3月11日より上映が開始された。『ティガ』本編ではあまり掘り下げられなかった超古代の巨人の秘密があかされる。

さらに、『ティガ』の次回作である『ウルトラマンダイナ』の終盤で登場した人造ウルトラマン計画「F計画」が事件の発端となっており、『ティガ』と『ダイナ』をつなぐミッシングリンクとなる作品だ。

ティガが邪神 ガタノゾーアを倒した2年後、ガタノゾーアが出現した超古代遺跡ルルイエの調査に向かった特捜チームGUTS(ガッツ)のイルマ隊長。しかし、遺跡に眠っていた3体の闇の巨人が目覚めてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

闇の巨人が復活し、ダイゴがティガダークに!

2000年3月11日は、『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』の上映が開始された日。かつて、科学者のマサキ・ケイゴは歪んだ心で巨人像と一体化し、ウルトラマンへの変身は果たしたものの、イーヴィルティガとなり、力を制御できなかった。

マサキは考えを改めたが、その研究データは地球平和連合TPCの職員に回収される。そして、ウルトラマンの力を人類の戦力として活用する「F計画」が極秘に進行するのだった。

一方、超古代遺跡ルルイエの調査に向かったイルマ隊長。胸騒ぎを感じ、調査の中止を訴えるが、強行されてしまう。遺跡内部では3体の巨人像が発見され、研究のために運び出されることになる。だが、巨人たちが復活。その闇の巨人たち、カミーラ、ダーラム、ヒュドラは作業員たちを殺戮する。

しかし、超古代人の地球星警備団団長ユザレの末裔であったイルマ隊長は、無意識にその力を使って遺跡に結界を張ることで、闇の巨人たちを封じ込める。

その頃、ティガとしての戦いを終え、レナとの結婚を控えていたGUTS隊員マドカ・ダイゴは謎の女の幻を見るようになっていた。そして、ある日、街に大量の超古代怨霊翼獣 シビトゾイガーが出現。ダイゴは、人間の姿をしたカミーラにブラックスパークレンスを渡され、ウルトラマンへと変身する。しかし、その姿は闇に染まっていた!

ティガダーク

自分の姿に戸惑うティガダーク  ©円谷プロ PHOTO/講談社
自分の姿に戸惑うティガダーク。足元に瓦礫の下敷きになった母親と、その子どもを見つけ、助けようとするが、破壊衝動に襲われる……。

その瞬間、ダイゴは目を覚ました。先ほど見ていたのは、カミーラがダイゴに見せていた幻だったのだ。カミーラたちは人間の姿で再びダイゴのもとに現れる。そして3000万年前にティガは闇の巨人であり仲間だったことをあかし、ブラックスパークレンスを手渡す。

意識不明となってしまったダイゴはユザレと出会い、カミーラたちを封じている結界は100年が経過するか、ダイゴがティガダークに変身すると解かれてしまうことを知る。

ダイゴは闇の巨人を倒し、イルマ隊長を救う決心をしてガッツウイング1号でルルイエに向かって飛び立った。そして、GUTSのメンバーたちもダイゴを追って戦艦・アートデッセイ号を発進させる。
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