3月25日 最終回 さらばウルトラマン80 怪獣は地球人の手で倒す!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月25日(1981年)

テレビマガジン編集部

もうウルトラマン80は現れない。80の助けはいらない。断固として80の力を借りないで、怪獣をやっつける!

地球防衛軍 オオヤマキャップの信念のもと、『ウルトラマン80』の最終回は80が怪獣と戦わないエピソード。半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズの中でも、唯一無二の締めくくりとなります。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月25日」(1981年)。
冷気を噴射するマーゴドン   ©円谷プロ PHOTO/講談社
1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみといったマイナスエネルギーが生み出す怪獣に立ちむかう。

ある晴れた春の暖かい日に、突如謎の大寒波が九州の南原市を襲う。それは、怪獣マーゴドンによるものだった。マーゴドンの撃退に苦戦するUGM。猛はいつも通りウルトラマン80に変身しようとするが、それを止めたのはオオヤマキャップだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

マーゴドンが地球を凍らせる!

1981年3月25日は、『ウルトラマン80』第50話「あっ!キリンも象も氷になった!!」が放送された日です。暖かい春の日差しがふりそそぐ九州の南原市に謎の大寒波が襲来。街中が大雪と凍結に見舞われ、動物園のゾウやキリンも凍ってしまう。その後、南原市に大寒波の原因であるマーゴドンが出現。UGMは出撃した。

オオヤマキャップとともにシルバーガルに搭乗した猛。しかし、どうもオオヤマキャップの様子がおかしい。オオヤマキャップはむちゃな攻撃をするもマーゴドンにはダメージを与えられず、UGMは一度帰還した。分析の結果、マーゴドンは暖かい星のエネルギーを吸い取って凍らせてしまう能力を持ち、一刻も早く倒さなければ地球が破滅してしまう。

そして、オオヤマキャップは「いざとなったらウルトラマン80に頼ればいい」と言った隊員を一喝。猛の方に向き直り「もうウルトラマン80は現れない。80の助けはいらない。断固として80の力を借りないで、怪獣をやっつける!」と言うのだった。

マーゴドンは熱エネルギーを吸収してしまうため、戦闘機の火器による攻撃が通用しない。そこで、ビルを取り壊すための鉄球をシルバーガルとスカイハイヤーで運び、鉄球をぶつけて怪獣を打ち砕く「ジャイアントボール作戦」が立てられた。しかし、マーゴドンの冷気噴射で鉄球のワイヤーが外れ、シルバーガルも被弾し墜落。作戦は失敗する。
次のページへ マーゴドンを打ち砕け!
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