6月10日 ウルトラマンメビウスとツルギは死なせない! ボガール殲滅作戦

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月10日(2006年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月10日」(2006年)。
ボガールモンスを倒すため、メビウス(手前)とツルギが共闘  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2006年4月8日より放送が開始された『ウルトラマンメビウス』は、宇宙警備隊のルーキーであるウルトラマンメビウスが、ヒビノ ミライとして防衛チーム・CREW GUYS(クルー ガイズ)に入隊。地球を狙う怪獣や宇宙人と戦う。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの昭和に放送されたウルトラマンシリーズと、物語が直接的につながっているのも特徴だ。

うかつに攻撃すると大爆発を起こし、半径100キロメートルの範囲が壊滅するボガールモンス。安全に撃破するために立案された作戦は、メビウスを見捨てるものだった。GUYSはメビウスとハンターナイト ツルギを救うために作戦「PRIDE OF GUYS」を実行する!

「ボガール殲滅作戦」でメビウスとツルギが危ない!

2006年6月10日は『ウルトラマンメビウス』第10話「GUYSの誇り」が放送された日です。復讐を果たすためにボガールモンスを襲うハンターナイト ツルギと、ボガールモンスの爆発から人々を守るウルトラマンメビウス。前話、第9話「復讐の鎧」では、ボガールモンスをめぐって、ふたりの巨人が戦うことになってしまった。ツルギは光の剣、ナイトビームブレードでメビウスのメビュームブレードを切り飛ばし、ボガールモンスに迫る。

だが、「やめてくれ!」というリュウ隊員の叫びが、ツルギと一体化しているセリザワ前隊長の記憶を呼び覚まし、ボガールモンスを攻撃することができない。すると、メビウスが戦闘力を奪っていたボガールモンスが起き上がり、ふたりを攻撃。そして、姿を消してしまう。

変身を解除し、セリザワの姿になったツルギにミライは駆け寄り、再度説得を試みる。セリザワを慕うリュウと関わるなかで、ツルギは少しだけ心を開くようになっていた。だが、やはりボガールへの復讐は諦めず、その場を去っていく。

その後、GUYS総本部は「ボガール殲滅作戦」を立案し、実行に移そうとしていた。その作戦とは、太平洋の無人島にボガールモンスをおびき寄せて島全体を磁場フィールドで覆い、その中でボガールモンスを倒すことで爆発エネルギーを封じ込めるというものだ。作戦はGUYSオーシャンの指揮で行われることになり、ミライたちGUYSジャパンはそのサポートを命じられた。

作戦を伝えられたGUYSのメンバーたちは、メビウスとツルギが現れたらどうするのか、磁場フィールド内の爆発に巻き込まれてしまうと危惧する。そして、メビウスたちは必ずやってくるはずなのだ。

作戦を命じたミサキ総監代行に意見するも、対策は立てられていなかった。ウルトラマンの保護より、ボガールモンスの撃退が優先されると伝えられる。今まで協力して戦ってきたメビウスを見捨てることはできないと悩む隊員たち。だが、サコミズ隊長の希望をさがそうという提言で、メビウスたちが助かる手段を模索する。
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