5月22日 テレビで洗脳!? ウルトラマンガイアが幻影アグルと対決

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月22日(1999年)

テレビマガジン編集部

ウルトラ怪獣の中には変身超獣ブロッケンのように人間に乗り移ったり、吸血魔獣キュラノスのように人間を吸血鬼にして操るものがいます。『ウルトラマンガイア』に登場する波動生命体が怪獣化したサイコメザードⅡやクインメザードは電話や電波によって人々を操っていました。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月22日」(1999年)。ウルトラマンアグルの幻影がガイアを襲う!
クインメザードと、クインメザードが生み出した幻影ウルトラマンアグル(右)と戦うウルトラマンガイア V2  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワーク「アルケミー・スターズ」の一員、高山我夢(がむ)が地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに、地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

これまでに何度もガイアに挑戦してきた「メザード」の名を持つ怪獣が再び行動を開始。人間を操り、テレビ局のKCB本社を乗っ取った。我夢にアグルの光を託し、変身能力を失った藤宮はKCBに向かうが、そこで待っていたのは死んだはずの稲森博士だった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

クインメザードがテレビ局KCB本社を占拠!

1999年5月22日は『ウルトラマンガイア』第37話「悪夢の第四楽章」が放送された日です。地底怪獣の殲滅を理由に各国では軍拡が続いていた。そんななか、テレビ局のKCB本社ビルに時空の歪みが観測される。そして、ビル内の電話が一斉に鳴りはじめた。

これは以前発生した、サイコメザードによる温泉地での事件(第13話「マリオネットの夜」)と同じ現象だ。サイコメザード事件の経験から、リポーターの吉井玲子は危険を感じ、ディレクターの田端健二たちと合流するが、他のテレビ局にいる人間たちは、すでに敵に操られていた。

玲子は田端たちに逃がされるが、その後、田端たちも操られ、玲子も捕まってしまう。一方、異変に気づいてKCB本社ビルに向かった藤宮であったが、入り口で怪しい男たちに囲まれ、気を失う。さらに、現地で調査をしていた我夢も、操られた仲間に動きを封じられてしまう。

藤宮が目を覚ますと、そこには死んだはずの稲森博士がいた。稲森博士は藤宮に、地球には人間は不要という、かつての自分の考えを説き、もう一度アグルの力を手にしようと誘う。
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