天空を守護し重力を司る神獣、ルール・レジェ。
灼熱の炎をはく火の精霊、サラマンダー。
最強のドラゴンたちがたがいにせめぎ合いながら君臨する世界、ドラゴンアース。
その均衡がくずれるとき……。
蒼穹を青白い炎が走り、溶岩のようなオーラが全てを焼きつくす。
今まさに、二龍の熾烈な戦いが始まろうとしていた――。
ぼくは天羽結人(あもう・ゆいと)。あおば小学校5年生。成績も運動も性格も……なんでも「ふつう」なぼくだけど、家庭科はけっこう得意。
最近、ぼくのまわりにはちょっとしたニュースがある。
まず、クラスに転校生がやってきたこと。しかも二人も! 黒崎ルウくんと不知火アスカくんという名前のふたりは、なんだかとってもミステリアス。
さらにもうひとつは、幼なじみの彩葉(あやは)とクラスメイトの仁之介(じんのすけ)とこわれたバッグを直すため……ぼくは、ふしぎなドラゴンの描かれた裁縫箱を開けてしまった。
指先に走る電流。青白い光。気がつくと、ぼくたち三人は見たこともない異世界――ドラゴンアースの世界に来てしまったんだ!
家庭科は“生きる力”――あの「裁縫箱に描かれたドラゴン」からはじまる、心おどるファンタジー小説がスタート!
あおば小学校5年1組の生徒たち
異世界〈ドラゴンアース〉の人々
ドラゴンアースに存在するドラゴンと〈???〉
今回、青い鳥文庫の物語になった「家庭科のドラゴン」は、じつはあるモノをきっかけに生まれた物語なんだ。
それはなんと……学校の裁縫箱!
©SUNWARD CO.,LTD.
この「家庭科のドラゴン」シリーズの裁縫箱が、学校の教材として発売されたのは2001年のこと。
黒にカッコイイドラゴンが描かれて、特に当時小学生だった男の子たちに大人気!
お父さんや先生たちなど、みんなのまわりの大人の人たちにとっては、思い出の裁縫箱。
それが時を経て、みんなに楽しんでもらえる物語として青い鳥文庫から登場したのが、この『家庭科のドラゴン』なんだ!
