私、神喰 命(かみじき・みこと)は「かしこく、正しく、冷静に!」がモットーの小学6年生。私の学校では、とあるうわさが流行ってるんだ。それは……
「ブルームーンの夜、博物館で三種の神器をそろえると、世界を書きかえられる」。
そんなある日、私は塾帰りに「古事記」をかかえた大和(やまと)タケルという男の子に出会い、そのうわさをたしかめに夜の博物館に行くことになったんだ!
そこで待っていたのは、三人の同い年の男の子と女の子。そして、謎の仮面の人物・館長。
「命をうばう以外、何をしてもゆるされる」!? それに、ゲームに勝つと「世界を書きかえられる力」が手に入るってどういうこと!? それにそれに、なんかっ、標本がおそいかかってくるんですけど~~~っ!!?
逃げるか、だますか、奪うか。スリル満点のナゾトキ×サバイバルがスタート!
▼ 「古事記(こじき)」って?
日本の神話などをまとめた本。日本でいちばん古い歴史書ともいわれているよ。
▼ 「三種の神器」って?
「古事記」に登場する、勾玉(まがたま)、鏡、剣のこと。
■草薙(くさなぎ)の剣(つるぎ)……スサノオという神様が、巨大なヘビの怪物・八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治したときに、そのしっぽから見つけられたと「古事記」に書かれている。勇気の象徴の神器。
■八咫鏡(やたのかがみ)……神様のアマテラスが天岩戸(あまのいわと)にかくれ、世界が暗闇になってしまったさい、アマテラスをおびき出すのに使われた神器。神々は戸の前に八咫鏡と八尺瓊勾玉をかざり、楽しそうにおどりさわいだ。気になったアマテラスが戸をすこ~し開けると、鏡にうつった自分のすがたを「新しい神」だとかんちがいして、あわてて飛び出してきたと言われている。
■八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)……天岩戸にかくれたアマテラスをおびき出すため、「光を呼び戻すための宝」として八咫鏡といっしょに使われた。思いやりを象徴する神器。
※上記の解釈には諸説(しょせつ)あります。ぜひ、「古事記」や関連する本を読んでたしかめてみてね!
