2003年から始まった、さがしもの絵本「どこ?」シリーズ。
造形作家の山形明美さんが、ひとつのジオラマを作るのにかける時間は2ヵ月。
それをスタジオに運びこんで、丸1日かけて撮影します。
これをページ分くりかえし、約2年をかけて、1冊の「どこ?」ができあがります!
さがしものが楽しいうえに、物語感あふれるジオラマは見ごたえたっぷり。
ご家族やお友達どうし、みんなで楽しめる絵本シリーズです。
①あひるのこうしん。うきわがぷかり。ヨットが3そう。はなればなれのだいこん2ほん。
どこ?
②ふくろうばたばた。しましまいもむし。はしるがいこつ。くるまがぶーん。かさとえんぴつ。
どこ?
③はりねずみ。あらいぐま。あかいクレヨン。きいろいちょう。しろいほし。1から10。
どこ?
ジオラマの大きさは?
ページによってもちがいますが、おおよそ1メートル四方。壁の位置が決まったら、カメラから見える位置に小物を置いていきますが、物どうしが重ならないよう、数ミリ単位で微調整することも。
雲ってどんなふうに撮っているの?
山形明美さんが、テグス(細い糸)でつるそうとしているのは、綿でつくった雲。ピントをぼかすように撮れば、写真ではしぜんな雲に映ります。
浮いているものはどんなふうに撮影しているの?
ジオラマの上に置かれているのは、大きな1枚の透明ガラス。ガラスの上には、雲に見立てた綿を置いています。ガラスは映らないので、まるで雲が浮かんでいるかのように見える演出です。
あの白い霧はなに?
森のなかに霧がたちこめている景色を作るために、ドライアイスを使います。でも、思うような場所にはなかなか定まってくれないので、何回もシャッターをきって、いちばんよいカットをさがします。
撮影について、もっと詳しくごらんになりたい方は、こちらをごらんください!
現在、「キッザニア東京」の「出版社」パビリオンで、「どこ?」の本づくりが体験できます!
どこ? つきよの ばんの さがしもの
満月の夜のさがしもの。ぜんぶみつけられる?
どこ? もりの なかの さがしもの
森のなかのさがしもの。きっとみつけられる!
どこ? とびらの むこうの さがしもの
扉をあけてはじまる大冒険。もっとみつけられる?
どこ? ふしぎな まちの さがしもの
水たまりの不思議な町。まだまだみつけられる!
どこ? ながい たびの さがしもの
さがしものの時間旅行。ほーらみつけられる?
どこ? めいろで さがしもの
道をたどりながらさがしもの。まよわずみつけられる?
どこ? どうぶつたちと さがしもの
マンションの隣人のさがしもの。なかよくみつけられる?
どこ? クリスマスの さがしもの
クリスマスのおかいもの。楽しいさがしものに挑戦!
どこ? パーティーの さがしもの
ふしぎな館のふしぎなパーティー。さがしてみつけて!
どこ? ほんの なかの さがしもの
えほんの旅のさがしもの。さあ、ページをめくって!
どこ? おうちの なかで さがしもの
おはようからおやすみまで、さがしものの一日。
どこミニ たべもの どこ?
手のひらサイズのさがしもの絵本「どうぶつ」編
どこミニ どうぶつ どこ?
手のひらサイズのさがしもの絵本「たべもの」編
山形明美(やまがた あけみ)
静岡県生まれ。造形作家。おもに幼児雑誌などの、人形・ぬいぐるみやジオラマ製作を手がけている。さがしもの絵本「どこ?」シリーズは、20年以上にわたって愛される、ロングセラーのさがしもの絵本となっている。