6歳からレッスンを頑張ってきたバレエ大好き少女、めいの頑張りを、5年生から描くシリーズ。毎回「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「眠れる森の美女」などの有名な演目、人気の踊りが登場。バレエ仲間やライバル、憧れのバレエ王子との関係から目が離せない!
「バレエのこと、もっと知りたい!」というバレエ初心者さんに、めいちゃんがやさしく解説します。
これを読めば、『エトワール!』がも~っと楽しくなるよ!
☆「くるみ割り人形」はクリスマスのお話
題名の「くるみ割り人形」は、クリスマス・イブに、少女クララがプレゼントでもらった人形のこと。じつはこの人形は、ねずみの王さまにのろいをかけられた、人間の王子さまだったんです。クララはこの王子さまといっしょに、冒険の旅に出ます。
雪のけしきや、お菓子の国のバレエが、とってもすてきなの。ファンタジックで、人気の演目のひとつです。バレエ「くるみ割り人形」がはじめて上演されたのは、1892年、ロシア・サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場です。
作曲したのは、ロシアの作曲家・チャイコフスキー、振り付けは、プティパの弟子のイワノフでした。このときの評判はあまりよくなくて、チャイコフスキーの死後、ワイノーネンという振付家が作り直したものが人気になったんですって。このワイノーネン版をもとにしたものが、現在多く上演されているそう。
バレエ団によって、演出や振り付けがちがうので、わたしもいろいろ観てみたいな。(めい)