俳優、アーティスト、映画プロデューサーなど多彩な才能を発揮するディーン・フジオカ氏。ディーン氏にとって自身初となる翻訳絵本が、『ありさんシェフの しょうたいじょう』です。
豊かな国際感覚と言語への深い造詣、役者としての繊細な表現力、親としての目線や子どもへの理解を有したディーン氏が、原作の遊び心や飾らない雰囲気を生き生きとした日本語で届けます。
イタリア語版の原書にはない、ディーン氏が考案した絵本のちょっとした“しかけ”も魅力。自身の言葉でつづられた、心に響くあとがきも必読です。
また、特典として「はさまりディーンシェフしおり」もついてきます。本特典は、原作イ ラストレーターが、物語の主人公〈ありさんシェフ〉をディーン氏に重ねて描いた“シェフ風ディーン”をあしらった、オリジナルなデザイン。実際に使えば、ディーン氏がページにはさまっているようにも見えます。
※特典のしおりは、なくなり次第終了いたします。
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【ディーン・フジオカ氏よりコメント】
はじめての絵本翻訳。家族や大切な人のことを思い浮かべながら、ひとつひとつの言葉を丁寧に紡ぎました。
イタリア・ミラノで、原作者さんやイラストレーターさんと直接お話を重ねる中で、翻訳の言葉たちは、少しずつ新しい命を宿していきました。
読み終えたあと、ちょっとだけ心があたたかくなって、なんとなく、そばに置いておきたくなる──そんな一冊になっていたら、うれしいです。
ページをめくるたびに、あなたの心にも、小さな“しあわせのひと皿”が届きますように。
物語に登場するありさんシェフは動物たちを晩餐会に招待しますが、席順をめぐってひと苦労。それぞれのゲストのことを考えてようやく席順が決定したかと思うと、最後には“あっ!”と驚く展開が待っています。
やさしい世界観とほほえましいラストには、きっと子どもも大人も笑顔になるはず。「ちがいがあることの豊かさ」や「誰かを思いやる気持ち」が描かれた、ぬくもりあふれるストーリーです。
※実際には左開きで製本しています
著 ダリオ・ポモドーロ
Dario Pomodoro
2022年に『Lola cambia casa』で作家デビュー。読み手の目線に立った、やさしさとユーモアあふれる語り口が特徴。本作は、自身の子どもとの日常や保育の現場での経験をユーモラスに昇華させた作品であり、家族や多様性、思いやりをテーマに描かれている。
絵 ロレンツォ・サンジョ
Lorenzo Snagio
ヨーロッパをはじめアジアや北米でも活動する、国際的に評価の高いイタリアのイラストレーター。イタリアのボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアにて、次世代の児童書イラストレーターにおける「イタリアの優れた才能(Eccellenze italiane)」に選出。
訳 ディーン・フジオカ
Dean Fujioka
1980年、福島県生まれ。俳優、アーティスト、映画プロデューサーとして、アジアを中心に国際的に活躍。英語・中国語・日本語を自在に操り、豊かな国際感覚と言語への深い理解、そして繊細な表現力をあわせ持つ。主な出演作に、NHK連続テレビ小説『あさが来た』、NHK大河ドラマ『青天を衝け』などがある。