――ぼくは生まれつき、みんなと同じようには色が見えていないらしい。
「色覚障がい」を持つ信太朗。赤いトマトや焼けた肉が見分けられず、困ることもたくさん。授業で描いた似顔絵で、くちびるを茶色にぬったことを同級生にバカにされ、自分の見え方を隠して生活するようになります。しかし、自分の見え方に寄り添って考えてくれる担任の先生に出会い、「自分の世界の見え方の特別さ」に気づいていきます。そうしたら、なんだか世界も変わって見えてきたような……。
悩んだり困ったりしたときに、どのように向き合っていけばいいのか、ヒントがもらえます。悩みを持つすべての子どもたちに読んでほしい、勇気が出てくる物語。
「少年の心のきらめきが読者の生き方にも働きかけてくるような、とびきりの作品」「自分の弱みに悩む人の心に刺さる物語」「素直なメッセージに心が軽くなった」と、NetGalley先読み読者も絶賛!
著者は、第24回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作家の志津栄子さん。
2024年度中学受験では、跡見1、大妻3、鎌倉女学院1、暁星1、日本大学A1、横浜雙葉1と受験テキストにも多数採用。
令和6年度さいたま冬休みすいせん図書にも選定されました。
いま、大注目の『ぼくの色、見つけた!』をご紹介します!