8月15日 ウルトラマンダイナ 人造ウルトラマンがゼルガノイドに変貌

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月15日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月15日」(1998年)。
ゼルガノイドと戦うウルトラマンダイナ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。防衛隊・スーパーGUTSの新米隊員であるアスカはウルトラマンダイナに変身し、フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球を守る。

地球平和連合TPCのゴンドウ参謀は、ダイナの正体がアスカだと突き止めていた。強引にアスカを連れ出したゴンドウは、アスカの光を奪い、人造ウルトラマン・テラノイドを起動させるのだが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

アスカが連れ去られる

1998年8月15日は『ウルトラマンダイナ』第49話「最終章I新たなる影」が放送された日です。火星基地での任務を終了し、帰還しようとするアスカはスフィアと遭遇。スフィアは火星の岩石と融合し、ネオダランビアⅡとなった。

アスカはウルトラマンダイナに変身し、応戦。しかし、その様子をTPC警務局の特殊部隊「ブラックバスター隊」が観測していた。ソルジェント光線を命中させ、勝利を手にしたダイナ。アスカは変身を解除するが、その瞬間をブラックバスター隊のサエキ・レイカ隊長に目撃されてしまう。

その後、アスカは地球に帰還。サエキから指定の場所に来いというメッセージを受け取る。アスカはアルファSで無断発進し、それに気づいたリョウも後を追った。しかし、そこにブラックバスター隊のガッツシャドウが現れ、アスカたちの機体は拘束されてしまう。気絶し、カプセルに閉じ込められたアスカ。目を覚ますと、そこにはTPCのゴンドウ参謀がいた。

かつて科学者のマサキ・ケイゴがマドカ・ダイゴ=ウルトラマンティガの光を奪い、イーヴィルティガに変身した。その後、TPCのタカ派はこの研究データを用いて人造ウルトラマンを作る「F計画」を進めていたが、その過程で3体の闇の巨人が復活してしまうという事件が発生した。

この事件によって、F計画は凍結されたはずだった。しかし、今の人類には怪獣や宇宙人と互角に戦う能力はなく、正体のわからないダイナに頼るべきではないと考えたゴンドウ参謀は、計画を再始動したのだ。そこに、リョウがやってきた。リョウはそこで初めて、ダイナがアスカであることを知るのだった。
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