あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月15日」(1998年)。
地球平和連合TPCのゴンドウ参謀は、ダイナの正体がアスカだと突き止めていた。強引にアスカを連れ出したゴンドウは、アスカの光を奪い、人造ウルトラマン・テラノイドを起動させるのだが……。
アスカが連れ去られる
アスカはウルトラマンダイナに変身し、応戦。しかし、その様子をTPC警務局の特殊部隊「ブラックバスター隊」が観測していた。ソルジェント光線を命中させ、勝利を手にしたダイナ。アスカは変身を解除するが、その瞬間をブラックバスター隊のサエキ・レイカ隊長に目撃されてしまう。
その後、アスカは地球に帰還。サエキから指定の場所に来いというメッセージを受け取る。アスカはアルファSで無断発進し、それに気づいたリョウも後を追った。しかし、そこにブラックバスター隊のガッツシャドウが現れ、アスカたちの機体は拘束されてしまう。気絶し、カプセルに閉じ込められたアスカ。目を覚ますと、そこにはTPCのゴンドウ参謀がいた。
かつて科学者のマサキ・ケイゴがマドカ・ダイゴ=ウルトラマンティガの光を奪い、イーヴィルティガに変身した。その後、TPCのタカ派はこの研究データを用いて人造ウルトラマンを作る「F計画」を進めていたが、その過程で3体の闇の巨人が復活してしまうという事件が発生した。
この事件によって、F計画は凍結されたはずだった。しかし、今の人類には怪獣や宇宙人と互角に戦う能力はなく、正体のわからないダイナに頼るべきではないと考えたゴンドウ参謀は、計画を再始動したのだ。そこに、リョウがやってきた。リョウはそこで初めて、ダイナがアスカであることを知るのだった。