8月14日 カイザードビシを倒したウルトラマンガイアの前に天使が現れる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月14日(1999年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月14日」(1999年)。
カイザードビシと戦うウルトラマンガイア V2(右)とウルトラマンアグル V2  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワーク「アルケミー・スターズ」の一員、高山我夢(がむ)が地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに、地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

根源的破滅招来体の地球への攻撃が、本格的にはじまった。我夢は仲間たちに、自分がウルトラマンであることを明かし、かろうじて破滅魔神 ゼブブを撃破。しかし、今度は無数の破滅魔虫 ドビシが出現し、地球の空を覆うのだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

無数のドビシが現れる

1999年8月14日は『ウルトラマンガイア』第49話「天使降臨」が放送された日です。空に、60センチほどの大きさのドビシが出現。イナゴのように大量に現れ、世界中の空を覆った。各国の対根源的破滅地球防衛連合G.U.A.R.D.(ガード)はドビシを撃退するために出動するが、群れで襲いかかってくるドビシに苦戦し、全滅してしまう。

すると、我夢がドビシの発生源の特定に成功。東京の真上にワームホールがあり、ドビシはそこから世界各地に出現していたのだ。G.U.A.R.D.のエリート隊員によるチーム・XIG(ジグ)は、ワームホールを破壊しようとするが失敗。チーム・ライトニングのリーダー・梶尾の機体は損傷し、攻撃は中止を余儀なくされる。

藤宮は、我夢にドビシの相手をさせ、ワームホールを破壊する作戦を立てる。仲間たちにそのことを話さず、人知れず決戦に挑もうとする我夢と藤宮。すると、XIGのオペレーターの佐々木敦子がやってきた。我夢は「頑張れ」と言うしかできないと話す敦子に「行ってくる」と伝え、藤宮と歩き出すのだった。

一方、テレビ局・KCBの田端と井上は、人々に真実を伝えるため、外出禁止令を無視して報道をしようとしていた。しかし、街はドビシに蹂躙されゴーストタウンと化し、無数の幻影怪物 魚人が闊歩していた。その絶望的な状況に、田端は「人々の不安を煽るだけだ」と中継を止めようとする。その時、逃げ遅れた少年を発見。田端は少年を保護するが、彼らに魚人が迫る。
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