著:はやみね かおる 絵:佐藤 友生

校長からひとこと
(※オリジナル版へのコメントです) 講談社100周年記念作品の一冊として、書かせていただいた本です(今さらながら、書かせていただいたことに震えてます)。 やりたかったのは、文化系クラブでのスポ根! 書きたかったのは、“作家の魂”! 書き上げたときから、すでに第2弾の構想もできていました。なのに15年経っても、まだ書けていません。早く『初陣!! 虹北学園文芸部』を書きたいです。他校の文芸部と戦う話です。ウズウズしているマインを止め続けるのは、なかなかしんどいです。あと、マインは左利きです! なぜなら、表紙絵で佐藤友生先生が、左手にペンを持っているマインを描いてくださったからです。
中学1年生の岩崎マインは、文芸部に入ることだけを楽しみに、虹北学園に入学してきた。ところが、文芸部は数年前に廃部になったという。文芸部を復活させるため、マインは5人の部員を集めようと奔走する! のだが――。愛と笑い、夢と希望をつめこんで、すべての本好きにおくる熱血文芸部物語。
試し読み
| 発売日 | 2015/04/10 |
|---|---|
| 価格 | 定価:円(本体680円) |
| ISBN-13 | 9784062854795 |
| 判型 | 新書 |
| ページ数 | 288 |
美琴 @Z5HHR
美琴 @Z5HHR
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見るマインの好きなこと、夢に対する真っ直ぐな情熱、魂のこもった行動力に圧倒されました。そのパワーと勢いは読んでいて清々しく疾走感?暴走感?あります。1人でもできる、だけど仲間と一緒だからこそ輝く楽しさが詰まっていました。無鉄砲で破天荒な感じも中学生ならではの純粋さだと思います。 叫び声や“女神様とおよび作戦”での文字サイズの変化は、私の脳内で声のボリュームやスピードも変わるので、読んでいて楽しいポイントです。また挿絵も見どころ満載で、マインや紗弥加の部屋にあるものもじっくり見てしまいます。この作品をきっかけに『エロイカより愛をこめて』『犬神家の一族』を手に取りました。マインが幅広いジャンルの作品に触れているのが小ネタの散らばり具合から伝わって来ます。青春のキラキラ感と熱量が炸裂していて、読むたびに元気をもらえる1冊です。初陣、楽しみに待っています! 【オリジナル版に投稿しましたが、読書会の課題だったのでこちらにも】
えい @KF8ZV
えい @KF8ZV
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見る中学生の頃読んで、マインちゃんの文芸部への熱い気持ちに胸を打たれました。マインちゃんと同じく亜衣ちゃんに憧れていたので高校は文芸部のあるところを選び、頼れる先輩や個性的な後輩と三年間を過ごしました。文芸部の部長になりつらいこともありましたが、マインちゃんの頑張りを思い出し、部員と協力して乗り越え、大会の小説部門で賞をいただくことができました。私の人生を変えた一冊です。