著:はやみね かおる 絵:鶴田 謙二
校長からひとこと
子どもたちからの質問に、「1冊書くのに、どれぐらいの時間がかかりますか?」というのがあります。だいたい、3から4カ月必要です。で、最短記録は1カ月半、本書です。この原稿、スケジュール的に無理で断るつもりでした。でも、「ロケ現場、見学できますよ。阿部寛や仲間由紀恵に会いたくないですか?」と聞いた次の瞬間、ぼくは山梨県の山の中で『TRICK』の撮影を見学していました。阿部寛さんも仲間由紀恵さんも堤幸彦監督も、とってもいい人でした。最高の時間を味わった後、家に帰ってから、1カ月半の地獄を味わいました。(発行日2010/05/14)
祝!10周年トリック大感謝祭 ミステリー作家 はやみねかおるのオリジナル書きおろし! 山田奈緒子と上田次郎は青春時代に出会っていた!? 「奈緒子は、帰天城が消えたことは知ってるの?」 「うん。先生から聞いた。」 「お父さんはね、新しいマジックの参考にしようとして、帰天城のことを調べたの。」 「あと、お姫様の妖術も調べてたわね。『あれは、妖術じゃない。すべて、手品で再現できる』――お父さんは、そういってたわ。」 超常現象は、全てトリックで説明できる――それが、父の口癖だった。――<本文より>
試し読み
発売日 | 2010/05/15 |
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価格 | 定価:円(本体1000円) |
ISBN-13 | 9784062162319 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 298 |