「ノンフィクション」とは、ほんとうにあったお話のこと。
いろんな仕事や、いろんな時代のできごとを、岩貞るみこ先生がとつげき取材して、読んでおもしろい物語にしあげました。
ほんとうの話だけがもつ、感動がいっぱい! 読書感想文にもぴったりです。
先生より『わたし、がんばったよ。 急性骨髄性白血病をのりこえた女の子のお話。』にメッセージをいただきました!
「あなたはガンです」
とつぜん、そういわれたらどうしますか?
ガンはおとなだけでなく、子どももかかる病気。今は、二人にひとりがガンになる時代ともいわれています。もちろん、ガンは早く見つければ治ります。全員が死んでしまう怖い病気ではないのです。
でも、治療はとてもたいへんです。入院すれば学校にも行けない。家族にも会えない。好きなものも食べられない。薬をつかえばきもちが悪くなってはいたり、おなかをずっとこわしたり。そんなことが何ヵ月も続きます。
そして、病気に勝って、やっと退院! だけど、すべてもとどおりの生活ができるわけではないんです。食べてはいけないものがたくさんあったり、ほこりっぽいところにいてはいけなかったり。もちろん、薬も毎日、飲まなくてはいけない。
この本の主人公、5歳の美咲ちゃんは、そんなつらいことをがんばって、がんばってのりこえました。そして、退院したあともたいへんなことがたくさんあったけれど、がんばって、がんばって、とっても明るく前向きに生きています。今もなお、美咲ちゃんを応援してくれる家族といっしょに、まだまだがんばり続けています。その、がんばりは、とってもすごい!
「私も、もっとがんばろう!」
この本を読んだら、きっとそんなふうに思うはず。気持ちがすうっと前向きになって、ちょっと元気がもらえます。ぜひ、読んでみてくださいね。