

青い鳥文庫の新シリーズ《知りたい! みんなのふしぎ発見》では、テーマの異なるドキュメント小説やノンフィクションを3ヵ月連続で刊行中。
7月は、「ガリガリ君」や「お米」ができるまでを追った、モノづくりの舞台裏を紹介。
この記事では、読書感想文にどんなふうに活かせるのか、そのポイントもあわせて解説します。バラエティ豊かなラインナップから、きっとあなたの「書きたい!」感想文が見つかるはず!
7月はこの2作品に注目!
ガリガリ君ができるまで

どんなお話?
ガリガリ君は「熱いチャレンジ精神」でできている!
発売以来、約40年にわたり、子どもたちの「No.1アイス」として大人気のガリガリ君。この本は、ガリガリ君がどのように作られ、みんなのもとへ届くのかがよ~くわかる、楽しいドキュメント小説です!
わたし、稲葉ナナミ。ガリガリ君が好きで好きで、大好き。商品開発部で、“新しい味”を作るため、日々奮闘中!
食べたみんなを、笑顔にしたい!大人気の「ガリガリ君」ドキュメント小説が待望の青い鳥文庫化!
・「ふつうのアイスじゃダメなんだ」開発のリアルがわかる!
ガリガリ君の味ができるまでには、何度もの試作や失敗がある。商品が生まれるまでの本気の努力を知ることができる。
・自分の将来や仕事について考えるきっかけに!
読んだあと、「仕事って何だろう?」「自分は何になりたいかな」と自然に考えたくなる一冊。感想文で“自分の夢”について書くのにぴったり。
・「チームで働くこと」の大切さがわかる!
ナナミひとりの努力ではなく、製造、物流、販売など、多くの人の力が合わさってガリガリ君は完成する。仕事は「みんなでつくるもの」という気づきを感想文に活かせる。
お米ができるまで

どんなお話?
米不足・米価高騰がニュースになる今だからこそ読みたい本が青い鳥文庫化!
毎日、あたりまえに食べていますが、「米作り? よく知ってるよ!」という人は少ないはず。そこで、魚沼市のお米農家を密着取材。いっしょに米を作っている気持ちで読める本ができました。
汗と忍耐、そして、決断につぐ決断、事件につぐ事件! これ以上ないたいへんな現場なのに、そこには、愛と工夫があふれていました。「おいしい!」をささえる米農家の一年、のぞいてみてください。
・いま話題の「お米」の現場がよくわかる!
備蓄米やコメ不足がニュースになる中で、毎日食べているお米がどうやって作られているのかを知ることは、とてもタイムリーで意味のある学びになるはず!
・「食べ物」や「働く人」に感謝したくなる一冊!
自然とたたかいながらも、おいしいお米を届けるために努力する農家さんの姿を知ると、ふだんの「いただきます」がちがって見えてくる。
・「自然との向き合い方」を考えさせられる!
天候や災害に左右される米作りから、人間が自然とどう向き合い、工夫しながら暮らしてきたかを学べる。環境問題やSDGsにもつながる視点で感想文を書いてみても◎。
8月、9月も「みんなのふしぎ発見」シリーズ刊行!

8月6日ごろ発売予定
キリンをのせたトラックが、深夜の高速道路を走る! 「運ぶ」プロたちの仕事を描いた3つのお話を収録した単行本が待望の青い鳥文庫化!
・『長浜高校水族館部!』(文:令丈ヒロ子 絵:紀井カンナ)
愛媛県立長浜高校に実際に存在している水族館部が舞台。水族館部入部生も愛読してきたドキュメント小説を、青い鳥文庫化!
9月8日ごろ発売予定
太田ゆかさんは、南アフリカ共和国で日本人女性でただ一人の政府公認サファリガイドとして活躍しています。アフリカのサバンナで、野生動物に、今、何が起こっているの?
・『命をつなぐセラピードッグ物語 名犬チロリとその仲間たち』(著:大木トオル)
この本に出てくる犬たちのたくましい姿は、命さえあれば生まれ変わることができるということを、わたしたちに教えてくれます。