そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノートcomment

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美琴 @Z5HHR

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推理小説独特の不穏な雰囲気を醸しながらも、優しく温かい読後感に包まれます。そして面白い。 探偵というと犯人を特定するイメージだったけれど、“幸せになれるように事件を解決する”名探偵、夢水清志郎に出会い、こんなに優しい名探偵がいるのか、いて欲しいと惹かれました。 教授をはじめ、伯爵、上越警部、登場する大人たちが子供の気持ちを汲み取り、尊重しようとしてくれる存在であること、あとがきの好きな推理小説の条件④からも​安心して読むことができました。 “子どもは、いつの時代………幸せでなくちゃいけないんだ(P.203)”、この言葉は子供ながらに心に留めておこうと思ったし、大人になった今の自分の核にもなっています。 私が赤い夢にのめり込むきっかけとなった、出会えて良かったと思う素敵な作品です!

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エグコ @i4oab

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私の本好きは、この話から始まりました。幼いながらに(いや、幼いからこそ)、奇妙奇天烈摩訶不思議な夢水清志郎という人に興味が湧いて仕方がなかったのです。まさに虜でした…様々な作品に多くの名探偵がいますが、齢10歳の子どもの短い人生の中で教授ほど大人で優しい名探偵はいなかったのですから、然もありなん。 特にこの話はシリーズの中でも、1番大好きな話です。ミステリーとジュブナイルが合わさった、瑞々しくて温かいお話…「とにかく登場人物紹介までは読んで!」と紹介させていただきます! 長々と申し訳ありませんが、こんな素敵な作品に出会わせて頂き、本当にありがとうございます。

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黎井誠(くろいまこと) @f9ySw

黎井誠(くろいまこと) @f9ySw

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人生初の推理小説でした。 面白い、この一言に尽きます。 初読当時の自分が何を考えたのか、詳しくは思い出せませんが、あの時から何となく、世界の優しさを感じられるようになったのかなと思います。 この場に「子供向けだから」と侮る大人はいないでしょう。 しかしそれを差し引いたとて、この物語は動悸がするほど面白く、そして温かい。 今にして思うと、推理小説の面白さと児童書としての眼差しをこうも見事に両立させている物語は珍しいですし、それに出会うことが出来る環境に置いてもらえた自分は幸福だなと心から感謝したい気持ちです。 素敵な物語をありがとうございます。

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