【夏休みの宿題に役立つ】蜂が減ると食卓が崩壊する──受粉危機の科学

【第3回】温暖化の正体──昆虫→植物→動物→人間へ“連鎖する未来” (2/2) 1ページ目に戻る

蜂は、世界の主な農作物の約7割の受粉を支えている存在とも言われている昆虫です。
昆虫が受粉を手助けする農作物は非常に多く、昆虫が減ると

・野菜
・果物
・ナッツ
・コーヒー
・チョコレート

などが作れなくなります。受粉ができない → 収穫量が激減 → 価格高騰 → 食糧危機 という流れは、すでに一部地域で現実になっています。
あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクの大冒険
私たちが想像するよりはるかに多くの農作物がハチなどの昆虫によって受粉が行われています。日々、おいしい食事が食べられるのは昆虫のおかげと言っても、過言ではありません。

生命の連鎖が崩れるとどうなるのか?

昆虫が減ると植物が減り、植物が減ると草食動物が減り、草食動物が減ると肉食動物が減り、そして最後に、人間の暮らしが揺らぎます。

温暖化は、昆虫だけの問題ではありません。地球全体の“生命の連鎖”が崩れ始めています。

一見、私たちの生活に何ら関係がないように見える昆虫でも減ってしまうことで、後々大きな悪影響が発生する可能性もあります。

じゃあ、温暖化を止める方法はないのでしょうか?
あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクの大冒険
温暖化を止める方法は、じつはたくさんあります。しかもその多くは、特別な道具もお金もいらない“生活の選択”です。

ここでは、僕自身も実践している身近な行動をいくつか紹介します。

①買い物のとき、“長く使えるもの”を選ぶ

安いものを買ってすぐ捨てるより、長く使えるものを選ぶだけでCO₂排出は大きく減ります。

・丈夫な水筒
・長持ちするバッグ
・修理できる家電

こうした選択が、結果的に“ごみを減らす”ことにつながります。フィールドワークでは、丈夫な道具が一番の味方になります。長く使えるものを選ぶことは、自然を守ることにもつながると実感しています。
マレーシアにて

②電気の“つけっぱなし”を減らす

照明、エアコン、テレビ、PC。“使っていないのに電気が流れている時間”を減らすだけで、家庭のCO₂排出はかなり下がります。

自分が何を発見し、何ができるのか、暑い夏こそ、考えるチャンスです!
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牧田 習
【著者プロフィール】
牧田 習(まきた しゅう)
昆虫ハンター。農学博士。1996年、兵庫県生まれ。オスカープロモーション所属。2015年、北海道大学理学部卒業、2025年3月東京大学大学院農学生命科学研究科同大学院博士課程を修了。昆虫ハンターとして、世界15ヵ国を巡り、NHK『ダーウィンが来た!』などテレビ出演のほか、連載執筆、イベント登壇など幅広く活動中! 甲虫類などの新種を9種発見。最新情報は牧田習のインスタグラム・Xをチェック! (アカウントはともにshu1014my)

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あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクの大冒険
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発売日:2026年2月24日
定価:1870円(税込)
300人の小学生と一緒に作った、温暖化の基礎から昆虫・植物・海の問題まで「子ども目線で分かる」大人気科学絵本! 国連メディアコンパクト「1.5℃の約束」初の公式認定絵本です。

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昆虫ハンター・牧田氏が見た温暖化の最前線【第2回】【第3回】はこちら

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