『はたらく細胞』の絵本で正しく学ぶ! 新型コロナウイルスのメカニズムを分かりやすく解説
『はたらく細胞』のキャラたちと「新型コロナウイルス」について学び直せる!
2025.01.12
ライター:中村 敦子
細胞たちと「新型コロナウイルス」の大決戦
【もくじ】
「はたらく細胞」のなかまたち
新型コロナウイルス
コラム1 新型コロナウイルスって?
サイトカイン
子どもとコロナ
コラム2 新型コロナウイルスに負けないように
ワクチン
コラム3 コロナにくわしいお医者さん、忽那先生より
体内バトル1
まずはじめに、「B細胞」がいろいろな抗体を使って「新型コロナウイルス」を攻撃しますが、びくともしません。続いて「免疫細胞」たちの出番です。
ウイルス自体はそう強くないものの、あっという間に体内に広がり、「キラーT細胞」だけでは追いつきません。ついに、たくさんの細胞を動員した総力戦の幕が開けるのです。
体内バトル2
「新型コロナウイルス感染症」では、食事をしても味や香りを感じなくなる症状が有名ですね。
危険を察知した体は「サイトカイン」という物質を放出。これにより免疫細胞が活性化しパワーアップ!
ところが勢いづいた免疫細胞は、正常な細胞組織をも攻撃してしまいます。免疫細胞たちは暴走し、血管や肺は荒れ、多臓器不全につながる恐れが……。
この体の持ち主は入院の必要があるほどに弱っているかもしれません。
体内バトル3
すると、「抑制性サイトカイン」のはたらきもあり、免疫細胞は正常化。体内は少しずつ落ち着きを取り戻していきました。
感染症専門医から
「絵本」を読みながら、この機会にお子さんと一緒に「新型コロナウイルス感染症」の復習にトライしてみませんか?
中村 敦子
1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。
1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。