発売後即重版!『小説 はたらく細胞』で風邪・食中毒・消化器の仕組みを学ぶ

大人気ノベライズ第2弾 続編から読んでも楽しい『小説 はたらく細胞2』

ライター:中村 敦子

『はたらく細胞』を小説で!

「とある人間」の体の中を舞台に繰り広げられるお話は、主人公の「赤血球」や「白血球」など、メインキャラクターの紹介を兼ねた細胞たちの基本的なはたらきと役割の解説から始まります。

この序章を読めば、1巻から読み始める必要もなく、漫画を読んだことがなくてもOK!

「小説 はたらく細胞2」に登場するメインキャラクターはこちら!

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そうだったのか! 「食中毒」のメカニズム

いつどこで遭遇するかわからない「食中毒」。ご家庭内でも、おでかけ先でも心配事の一つですよね。

第二章「お腹がすごく痛い! ー食中毒ー」の舞台となるのは胃の外かべのあたり。「細菌性」「寄生虫アニサキス」由来の二つの食中毒について、その発生から決着に至るまでの細胞たちの戦いが描かれています。
見学コーナーの窓から、胃の中を覗き込む白血球の好中球1146と赤血球のAE3803。黄色い液体「胃液」が食べものを溶かす現場を観察していると……。

弱さをもさらけ出し、懸命にはたらく好酸球に夢中!

そして、このお話の主役「好酸球」。明るいブロンドのツインテールにキャップを被り、ピンクのウェアに身を包む、ちょっとクールなキャラクターです。

白血球の一種で細菌やウイルスと戦う役割を担うものの力が弱く、細菌モンスターや一般細胞にヤジを飛ばされることも。ところが、この「好酸球」のはたらきで今回「とある人間」の体は守られるのです。
『小説 はたらく細胞 2』 
2 お腹がすごく痛い! ー食中毒ー 
「細菌性食中毒」


症状:お腹の猛烈な痛み、嘔吐、ひどい下痢
今回の主な原因菌:腸炎ビブリオ菌
発生しやすい時期:夏
原因食品:生魚を使った料理(刺身など)
腸炎ビブリオ菌の働き:毒を出し、赤血球を攻撃
腸炎ビブリオ菌の特徴:増殖するスピードが速い
すみか:海の中(塩分のあるところ)

「寄生虫アニサキスについて」

すがた:白い糸のような生物
大きさ:1〜3センチメートル程度で肉眼で見ることもできる
すみか:たまごは鯨やイルカの胃の中、幼虫は魚のえさになるような小さな生物、成虫は魚やイカの体内やアザラシのような寒い海で暮らす動物の胃の中
はたらき:生物の胃のかべ等に嚙みつき、入り込んで寄生する
特徴:寒さに強い
対策:魚やイカをマイナス20度以下で数日凍らせるか、食べるときによく火を通す
「食中毒」の仕組みも、生きる「細胞たち」のストーリーとして読めばイメージもしやすく手に取るようにわかります。難しい漢字にはふりがなつきで、小学中学年からトライすることも可能!

「風邪」「食中毒」「消化器」の物語を、『はたらく細胞』ノベライズで読んでみませんか。

小説 はたらく細胞 2

小説 はたらく細胞 2
発売日:2019/7/25
定価:本体680円(税別)

「はたらく細胞」で学べる児童書盛りだくさん!

大ヒット公開中! 映画「はたらく細胞」Ane♡ひめ.netスペシャル対談!

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なかむら あつこ

中村 敦子

ライター

1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。

1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。