77%は産後うつ予備軍!? 産前・産後ケアのプロが伝授するママの心の整え方

マドレボニータが教える 産前からできる心の準備  

沖田 沙羅

母の健やかな体と心をつくるマドレボニータの「産後ケア教室」。バランスボールを使った、エクセサイズの教室の様子

初めての出産は不安がたくさん。先輩ママに聞いても、育児は常に「今」が大変で、意外と産前産後ことは覚えていないという人が多く、中々アドバイスがもらえない……。

今回はそんな不安を解消するために、産前・産後ケアのプロ『マドレボニータ』の山本裕子さんにお話を伺いました! 産後の壁や、不安解消法など、産前に知っておきたい内容がいっぱいです。

世の中の77%は産後うつ未満!? 
出典:N P O法人マドレボニータ発行『マドレジャーナル第33号』(2016年12月発行)

産後の壁として良く聞くワードの一つが「産後うつ」。産後うつと言っても人によって色々な差があります。不安から涙が出たり、人に当たってしまったり、赤ちゃんを抱っこできなくなったり。酷い時にはベッドから起き上がれなくなることも。

山本さんも出産後5カ月で産後うつに。その時は、産婦人科では治療ができないため心療内科を勧められたそうです。

でも、心療内科ってなんだか怖くて行きづらく、時が経つのをじっと待つしかなかったんです。それからしばらくして出会ったのが『マドレボニータ』でした。
「マドレボニータ」とは

「産後」に特化したヘルスケアプログラムを開発し、 子どもを迎えた家族が心身ともに健やかに人生を送れるようサポートしている団体。

マタニティ向けやカップル向けの講座、産後の女性には赤ちゃんと一緒に参加できるバランスボールを使った教室などがあります。

認定NPO法人『マドレボニータ』共同代表・山本裕子さん

産後うつになりやすい条件とは?

「体力が落ちている」、「孤独」。
この二つが揃うと誰でも産後うつになりやすいそうです。しかも、最近では女性だけでなく、父親になる責任感やプレッシャーから、男性も8.4%が産後うつになるというデータも! 産後うつは女性だけの悩みではないんですね。

出産でダメージを受けた体が回復しないままスタートしてしまう育児。その上、授乳トラブルや腱鞘炎など、新たな痛みや不調を抱え眠れない。また、自分のつらさを相談できない孤独が産後には存在します。産後うつにならないために、他にできることは? 産前、産後にできる対策を教えていただきました。
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