「カラフルピーチ」えと・どぬく・うり特別インタビュー! 人気の秘訣は「仲の良さ」「各自が得意なことでサポート」

小学生人気No.1ゲーム実況グループ「カラフルピーチ」えと・どぬく・うりがAne♡ひめに降臨! ロングインタビュー vol.1

ライター:小川 聖子

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ゲーム『マインクラフト』などの実況動画が子どもたちに大人気! YouTubeのチャンネル登録者数が184万人を超える人気動画クリエーター、カラフルピーチ。

カラフルピーチから、今回はえとさん、どぬくさん、うりさんの3名が「Ane♡ひめ.net」のインタビューに答えてくれました! 加入のいきさつから人気の秘密、大人数でのコミュニケーション術、さらに動画を見る子どもたちに伝えたいことなどを前後編でお話しいただきました。

好きなことや人を追いかけていたら今の活動につながりました

カラフルピーチ(略称からぴち)は2020年に誕生した実況グループ。ゲーム『マインクラフト』のフィールドを中心に、さまざまな動画をYouTube上に投稿し、大きな人気を得ています。

──現在、たくさんの子どもたちの憧れの的となっているカラフルピーチさん。うりさん、えとさん、どぬくさんの3人は、どのような経緯でカラフルピーチのメンバーになったのでしょうか。

えとさん 私は、もともとはリーダーのじゃぱぱさんがやっていたゲーム系のコミュニティグループのリスナーだったんです。

いつもじゃぱぱさんの面白い動画を見ていたのですが、あるときオーディションみたいなものがあって……自分も楽しい動画の制作に関わりたいと思い、それを受けて入りました。

どぬくさん オレもえとさんと同じでじゃぱぱさんのリスナーだったんですけど、「楽しそうだから行ってみよう」みたいなノリでオーディションに行ったら入ることになった、っていう感じですね。

うりさん 自分はリスナーというわけではなかったのですが、やっぱりじゃぱぱさんが作っているコミュニティに属していて。

えとさんと同じようにオーディションを受けて、気づいたら一緒にやっていた、みたいな感じですね。

──みなさん、もともと自分の好きなものや人のそばにいて、もっと関わりたいと思って一歩踏み出したことがきっかけになったんですね。

うりさん そうですね。他のメンバーも、趣味が合って一緒にゲームしていたとか、リスナーだったとか。そんな人が多い気がしますね。

──実際にカラフルピーチの活動に参加してみて、どんなことを感じましたか。

どぬくさん それまでは動画で見ていたじゃぱぱが、普段話すときや撮影会で話すときも、動画のテンションとほとんど同じことに驚いて、「本当にいたんだな」「架空の存在じゃなかったんだ」ってわかったときにちょっと嬉しくなりました(笑)。

えとさん 最初に入ったときは「楽しそう」という、ちょっと「ノリ」みたい感じで入ったので、その後、カラフルピーチの活動がこんなに大きくなるとは思っていなくて。

正直、覚悟もなしに始まっちゃった、大きくなっちゃったという感じなので戸惑いました。

ただ、私が言うのも変ですが、メンバーみんながすごくいい人というか、いい人間だから、活動が大きくなっても大丈夫なんじゃないかなっていう安心感は感じています。

「仲良く活動する」が第一優先! 個人の「やりたいこと」はその次

──今は子どもたちを中心に多くの人に注目される存在になっていますが、気をつけていることはありますか。

うりさん 気をつけていること……。

えとさん そうですね。最初のころは気にしていなかった「言葉遣い」かな。

誰かに言われたわけではないのですが、たぶん私は言葉遣いが良くないほうなので、そこは心がけていますね。

うりさん マズイですね、オレ、気をつけていることないんですよね(笑)。

でも、なんて言うんだろう、何かを企画するときには、「これはやっちゃいけない」と自制することより、「これをやったほうがいいな」っていう発想で考えています。

「人を楽しませることをしよう」って、そこは結構意識しているかもしれない。

例えばゲームの様子を配信するにしても、2つに分けたチームのうち、どちらか一方が圧勝するより、「熱い戦い」が起こったほうが見ている側も面白いじゃないですか。

だから、演出するわけじゃないけど、接戦になる流れを作ったり、みんなが楽しくゲームができるようなやり方になるようには気をつけています。

──エンターテイナーとしての視点ですね。カラフルピーチは11人と大所帯のチームですが、大人数のグループでうまくやるコツやルールなどはあるのでしょうか。

うりさん そうですね。どうかなー。打ち合わせはオンラインでやることが多くて、ひとりひとつずつは企画を出して、そこから多数決で決めて、詳細を詰めていくスタイルですね。

ただ、自分はそういうアイディアみたいなものを出すのが本当に苦手で、いつもなんて言ったらいいんだろうって頭を抱えていて(笑)。

だから全然、まったく出ないときもあります。アイディアマンで言ったら……たっつんとかは、結構独特な発想でアイディア出しをしてくれることが多いかも。

もともと何か作るのが好きらしくて、企画の話をしているときも、勝手に一人でもアイディアを出してくれて。それをみんなでブラッシュアップして……。

どぬくさん そんな感じですね。

うりさん ルールではないですが……これ、Ane♡ひめ世代の子どもたちの参考になる話ではないかもしれないのですが、僕たちはそれぞれ、個人での「やりたいこと」はみんな違うと思うんですね。

ただ、「カラフルピーチ」での活動に関しては、妥協……というと言葉が良くないですが、どこかで「合意する点を見つける」っていうことは、大事にしていると思います。

えとさん 確かに。

うりさん 「カラフルピーチ」はまず第一に「仲良くやる」ということを大切にしていて、「自分たちのやりたいことをやる」っていうのは、2番目以降なんですよ。

どぬくさん 優先順位がはっきりしていますよね。

うりさん そうそう。まずそれを忘れないようにしながら、あとは雰囲気や得意なことで、「こういう動画だったらこの人が適任だよね」ということを決めているという感じです。

──そこで揉めることはないのですか。

えとさん ケンカになったり、険悪な雰囲気になることはまずないですね。

どぬくさん まず見たことないですね。人が多いから逆に揉めないのかも……。ちょっと受け身な人が多いし。

えとさん 確かに。みんな控えめだから、逆に「一人ひとつは意見を言ってね」みたいに、しゃべるよう言われることのほうがあるかもしれない。「えとさんはどう思う?」とか、名指しで聞かれたり。

どぬくさん あ、そうそう。名指しが多いね。リーダーのじゃぱぱがみんなが動きやすいように引っ張ってくれるので、そこは助かっています。

えとさん みんな、引っ張るのは苦手なんですけど、ついていくのは大好きなので(笑)。

どぬくさん まさに。そうだと思います(笑)。

自分の得意なことで仲間をサポートすると人気が出るかも?

──Ane♡ひめvol.16では「人気者特集」をしているのですが、カラフルピーチさんを見て、「自分も人気者になりたい!」と思う子どもたちはたくさんいると思います。みなさんはどうしたら人気者になれると思いますか。

うりさん うーん。からぴちのメンバーたちはそれぞれが突出した能力を持っていて、それを使ってお互いに補い合っているから人気になっているのかな、と思います。

だからまずは、他の人にはない、「自分だけの能力」というものを見つけて、どんどん伸ばしていく……例えば勉強だったり、ゲームだったり、いろいろあると思うのですが、そんなものを人より伸ばすことで人気が出てくる、ということはある気がします。どうなんだろう?

えとさん それもあると思います。あとは私は、これは自分が気をつけていることになってしまうのですが、人と話す上ではやっぱり「笑顔」が大切かなって。

私たちの動画では、素顔で話している姿は見てもらえないのですが、対面で話すときはお互いに表情もわかりますので、やっぱり「笑顔」を交えて話しているほうが、お互いにいい気持ちで会話できると思います。

どぬくさん 自分は、まず第一に「自分が楽しむ」ということを考えて、その次に、他の人がいま、どんなことを思っているのかを考えながらやっていますね。

──からぴちの活動を始めて変わったことはありますか。

うりさん 自分は九州出身なのですが、活動を始めて1年くらいで上京して、今のメンバーとシェアハウスして、活動に専念するようになりました。

そこですごく世界が広がりましたし、昔からは考えられないような自分になったというか、人生が180°くらい変わったと感じています。

えとさん 私はもともとネガティブだったのですが、YouTubeの活動をしてみたら、私のことを「好き」って言ってくる人が見えてきて、それで自信がついたというか……。

今はむしろ、周りから「ポジティブだね」って言われるくらいになれました。

うりさん めっちゃいいこと言うやん。オレもそれにすれば良かった(笑)。

★3人に聞いてみました!

Q:最新シングル「マイヒーロー」のおすすめポイントは?

うりさん 「サビ」って言いたくなるんですけど、サビがいいのはもう、みんなわかってると思うので。あんまり気づきにくいかなってところで言うと、「合いの手」がめっちゃ多いんですよ。

合いの手がすごく多いから、友達と一緒に歌いやすくなってると思います。それがおすすめです。

どぬくさん 「マイヒーロー」は、たぶん自分たちの曲で初めて「ラップパート」があるんですけど、自分はそこが結構好きです。

えとさん 好きな場所は、2回目のサビのあたりかな? のあさんのソロから始まって、徐々に盛り上がってくる感じのところが、すごく好きです。

──楽曲名にちなんで、「ヒーロー」について一言お願いします。

えとさん リスナーさんから見たら、それこそ私たちも「こんなふうになりたい」と思ってもらっているヒーローなのかもしれないなって。

だからお手本と言ったらちょっと違うけど、目指してもらえるような人間にはなりたいなって思います。

うりさん 自分は結構完璧主義なところがあって……。趣味もそうですが、さらに今よりいろいろなことができるようになって、皆さんの前で披露できるようになりたい、理想に近いヒーローになれたらなって思います。

どぬくさん うーん。じゃあ僕は……みんなのことを笑顔にできるようなヒーローになりたいです。

Q:過去の投稿で特に気に入っている動画はありますか。

どぬくさん オレは「リアル鬼ごっこサバイバル」の最終回が熱くて好きです。

えとさん 私は……見ていて予想を覆される、「殺人ピエロ」が好きです。

うりさん そうっすね、この中で出てないやつで言ったら、「本当の人狼ゲーム」っていう動画の企画があるんですけど、それがまさに予想を覆すどんでん返しがあったり、深い考察があったり、かなりギリギリの戦いをしている内容になってるんですよ。だからこの動画は、自信作です。

Q最近ハマっていることは?

うりさん 今ハマっているのが「立体パズル」ていって、模型みたいなものを作る作業。

あとはまだ始めていないんですけど、「ミニチュア」も気になっていて。それも始めてみようかなと。

手先が器用なわけじゃないけれど、ものができていく感じや、できたときの達成感がめっちゃ好きです。

えとさん 小学生のみなさんには真似できないことになっちゃうんですけど、私は今、「カクテルを作ること」のにハマっています。シャカシャカして。

カクテルってすごく色がいろいろな色のものがあって、見た目をかわいくするのも楽しい。味もおいしかった嬉しいな、みたいな。

どぬくさん なんだろう、ハマってること。最近めっちゃ、「グミ」食べます(笑)。

おすすめのグミはうーん、つぶグミとか、ハイチュウ。いろんなグミを袋から取って、バーっと口の中に入れます。おいしいです(笑)。

うりさん ドリンクバーでさ、いろんなジュース混ぜるみたいな(笑)。

どぬくさん ううん、違う違う、違ーう(笑)。

うりさん いや一緒やろ(笑)。

えとさん あれ面白いよね。結構好き。

うりさん カクテルも、一緒だよね?

えとさん あ、違う違う違う(笑)。まずくするために作ってないから!

うりさん あれ別にまずくするために混ぜてるんじゃないから(笑)。
PROFILE
カラフルピーチ


2020年に誕生した動画実況グループ。ゲーム『マインクラフト』のフィールドを中心とした、さまざまな動画が大人気。

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発売日:2024/3/28
定価:1760円(税込み)
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おがわ せいこ

小川 聖子

Seiko Ogawa
ライター

東京都出身。アパレル系企業に勤務したのちライターに。雑誌やWeb系メディアにてファッション関連記事や人物インタビュー、読み物記事の構成や執筆を行う。長男はついに成人、次男は中学生に。1日の終わりに飲むハイボールが毎日の楽しみ。

東京都出身。アパレル系企業に勤務したのちライターに。雑誌やWeb系メディアにてファッション関連記事や人物インタビュー、読み物記事の構成や執筆を行う。長男はついに成人、次男は中学生に。1日の終わりに飲むハイボールが毎日の楽しみ。