カトリーヌとパパ
発売日 | 1992/06/19 |
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価格 | 定価:本体1800円(税別) |
ISBN-13 | 9784062057684 |
判型 | A5 |
ページ数 | 127ページ |
ニューヨークでバレエ教室を開くカトリーヌはある雪の日、少女時代のことをふと思い出す。パリ10区の倉庫の上階でパパと暮らし、眼鏡を外すと柔らかな世界に浸れたあの頃。パパが営んでいた仕事、移民としてのアイデンティティ、若かりしパパとママとの出会い、そして……。
父娘をとりまいていたその時代ならではの人間模様は、少し哀しくて温かく、子ども心に染み込んでいた。そんな様々な人生の断片が、年月を経てくっきりとよみがえる。
哀愁と軽やかさを併せ持つカラー挿絵は、フランスを代表するイラストレーターのジャン=ジャック・サンペによるもの。「パリ・マッチ」誌の風刺漫画や「ニューヨーカー」誌の表紙絵などで活躍したサンペの絵は、街を舞台にした物語を得意とするモディアノの作風にぴったり寄り添い、人物造形もいきいきと描かれている。
何度も繰り返して読み味わいたくなる小さな物語。
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