
【お姫さまアンソロ ためし読み②】*あいら*先生の「お姫さま、溺愛をどうぞ。」が読めちゃう!
『いきなりお姫さまになっちゃいました!? ~溺愛度500%の異世界アンソロジー~』の無料ためし読み! (2/2) 1ページ目に戻る
2026.06.29
幼いころ、大好きだった物語のひとつ。
そういえば小さいころの夢は、お姫さまになること、だったな……あはは……。
『そしてお姫さまは、王子さまと末長く暮らしましたとさ。』っていう、ハッピーエンドで終わる物語が大好きで……。
あのころはいつか私の前にも王子さまが現れて、幸せになれるって本気で信じてた。
でもいまはもう、おとぎ話の王子さまはこの世にいないんだってことくらいわかってる。
自分が、みんなに愛されるお姫さまになれないことも……。
わかっているから……せめてたったひとり、私を愛してくれる人が、いつか現れたらいいな……。
そんなことを思った自分にはずかしくなって、本から視線(しせん)をそらした。
家に帰って、借りた動物図鑑を早く読もうっ……!
少しかけ足で帰っていたとき、道路の真ん中に子猫(こねこ)がすわっているのが見えた。
わ、ちっさいっ……まだ生後一か月くらいじゃないかな……?
ふふっ、丸まってねてる……かわいい。
おびえさせないように、はなれたところからじっと観察(かんさつ)する。
この道は、車は進入禁止(きんし)だから、道路でねてても問題なさそう。
それにしても、お母さん猫はどこだろう……?
きょろきょろ周りを見たとき、むこうから一台の車が走ってきているのが見えた。
え……どうして、車が……。
猫がいることに気づいていないのか、それとも気づいていて気にしていないのか……
近づいてくる車を見て、ドッドッと、鼓動(こどう)が大きくなる。
猫ちゃんはすやすやねむっていて、車にも気づいていなかった。
ダ、ダメ……!
頭で考えるよりも先に、体が動いていた。
「あぶないっ……!」
猫ちゃんにかけよって、手をのばす。
──キイイイイ!!
あ……。
たおれた私は、ゆっくりと、重たい頭をおこした。
よかった……ギリギリ、間に合った……。
子猫のところに、一匹の大きな猫がかけよってきた。
親猫かな……? 子猫のこと、むかえに来てくれたみたいだ……。
体、いたい……私、死ぬのかな……まだ死にたくないけど……私がいなくなっても、悲しむ人はいないから、だいじょうぶかもしれない……あはは……。
「にゃぁ……。」
あれ……?
鳴きながら、私のほうに近づいてきてくれる猫ちゃん。
もしかして、悲しんでくれてるの……?
「えへへ……あなたが、無事(ぶじ)で、よかった……。」
私の分まで……幸せに、なってね……。
私の意識は、そこでぷつっと途切(とぎ)れた。
「ん……。」
まぶしい……。朝かな?
……え、朝!?
いきおいよく体をおこすと、知らない部屋にいた。
ここ、どこ……?
そういえば小さいころの夢は、お姫さまになること、だったな……あはは……。
『そしてお姫さまは、王子さまと末長く暮らしましたとさ。』っていう、ハッピーエンドで終わる物語が大好きで……。
あのころはいつか私の前にも王子さまが現れて、幸せになれるって本気で信じてた。
でもいまはもう、おとぎ話の王子さまはこの世にいないんだってことくらいわかってる。
自分が、みんなに愛されるお姫さまになれないことも……。
わかっているから……せめてたったひとり、私を愛してくれる人が、いつか現れたらいいな……。
そんなことを思った自分にはずかしくなって、本から視線(しせん)をそらした。
家に帰って、借りた動物図鑑を早く読もうっ……!
少しかけ足で帰っていたとき、道路の真ん中に子猫(こねこ)がすわっているのが見えた。
わ、ちっさいっ……まだ生後一か月くらいじゃないかな……?
ふふっ、丸まってねてる……かわいい。
おびえさせないように、はなれたところからじっと観察(かんさつ)する。
この道は、車は進入禁止(きんし)だから、道路でねてても問題なさそう。
それにしても、お母さん猫はどこだろう……?
きょろきょろ周りを見たとき、むこうから一台の車が走ってきているのが見えた。
え……どうして、車が……。
猫がいることに気づいていないのか、それとも気づいていて気にしていないのか……
近づいてくる車を見て、ドッドッと、鼓動(こどう)が大きくなる。
猫ちゃんはすやすやねむっていて、車にも気づいていなかった。
ダ、ダメ……!
頭で考えるよりも先に、体が動いていた。
「あぶないっ……!」
猫ちゃんにかけよって、手をのばす。
──キイイイイ!!
あ……。
たおれた私は、ゆっくりと、重たい頭をおこした。
よかった……ギリギリ、間に合った……。
子猫のところに、一匹の大きな猫がかけよってきた。
親猫かな……? 子猫のこと、むかえに来てくれたみたいだ……。
体、いたい……私、死ぬのかな……まだ死にたくないけど……私がいなくなっても、悲しむ人はいないから、だいじょうぶかもしれない……あはは……。
「にゃぁ……。」
あれ……?
鳴きながら、私のほうに近づいてきてくれる猫ちゃん。
もしかして、悲しんでくれてるの……?
「えへへ……あなたが、無事(ぶじ)で、よかった……。」
私の分まで……幸せに、なってね……。
私の意識は、そこでぷつっと途切(とぎ)れた。
「ん……。」
まぶしい……。朝かな?
……え、朝!?
いきおいよく体をおこすと、知らない部屋にいた。
ここ、どこ……?
心やさしいヒロイン、真里の全身ビジュアルはこちら♪
この表紙がめじるしだよっ!
子猫をたすけようとしたまま意識をうしなった真里。
目が覚めるとそこは……??
ぜったいぜったい幸せになってほしい~~~! このお話のつづきは、本の発売を楽しみにしていてね♪
次回のためし読み公開は6月30日(火)!
柚子(ゆず)れもん先生の、「目が覚めたら悪役令嬢(あくやくれいじょう)でした。 王子さまの恋を応援して国外追放を回避します!」のためし読みです!
ぜひチェックしてね!
目が覚めるとそこは……??
ぜったいぜったい幸せになってほしい~~~! このお話のつづきは、本の発売を楽しみにしていてね♪
次回のためし読み公開は6月30日(火)!
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