
【お姫さまアンソロ ためし読み②】*あいら*先生の「お姫さま、溺愛をどうぞ。」が読めちゃう!
『いきなりお姫さまになっちゃいました!? ~溺愛度500%の異世界アンソロジー~』の無料ためし読み!
2026.06.29
新シリーズ『いきなりお姫さまになっちゃいました!? ~溺愛度500%の異世界アンソロジー~』が7月8日(水)に発売!
目がさめたとき、知らない「異世界(いせかい)」にいたら、あなたはどうする?
「きゅん」と「ドキドキ」がとまらない新しいファンタジーが、7月8日(水)にいよいよ発売するよ! タイトルは
『いきなりお姫(ひめ)さまになっちゃいました!? ~溺愛度(できあいど)500%の異世界アンソロジー~』
4つのお姫さまがでてくるお話がつまった、スペシャルなアンソロジーです☆
このわくわくのストーリーをはやくみんなにも読んでもらいたくて、無料(むりょう)のためし読みを公開しちゃいます!
第2回は*あいら*先生がおくる
「お姫さま、溺愛をどうぞ。 異世界で王子さまと真実の愛を誓(ちか)います」をぜひぜひ、ためし読みしてみてね!
「きゅん」と「ドキドキ」がとまらない新しいファンタジーが、7月8日(水)にいよいよ発売するよ! タイトルは
『いきなりお姫(ひめ)さまになっちゃいました!? ~溺愛度(できあいど)500%の異世界アンソロジー~』
4つのお姫さまがでてくるお話がつまった、スペシャルなアンソロジーです☆
このわくわくのストーリーをはやくみんなにも読んでもらいたくて、無料(むりょう)のためし読みを公開しちゃいます!
第2回は*あいら*先生がおくる
「お姫さま、溺愛をどうぞ。 異世界で王子さまと真実の愛を誓(ちか)います」をぜひぜひ、ためし読みしてみてね!
イラストは雪丸ぬん先生!
お姫さま、溺愛をどうぞ。~異世界で王子さまと真実の愛を誓います~
1 きょうからお姫さま?
おとぎ話に出てくるような王子さまなんて……私の前には現れない。
そう、思っていたのに……。
「おまえを幸せにすると約束する。俺(おれ)と……結婚してくれ。」
神様。これは、夢ですか……?
おとぎ話に出てくるような王子さまなんて……私の前には現れない。
そう、思っていたのに……。
「おまえを幸せにすると約束する。俺(おれ)と……結婚してくれ。」
神様。これは、夢ですか……?
──ジリリリリ!
朝。目覚(めざ)まし時計の音で、目が覚めた。
中学の制服に着がえて、ご飯を作って、カバンに必要な教科書とノートをつめこむ。
私が家を出ようとしたとき、バタンとドアが開く音がした。
ねむたそうなお母さんが部屋から出てくるのが見えて、思わず背筋(せすじ)をのばす。
お母さん……帰ってきてたんだ……。
「お、おはようございます。」
「…………」
「あ、あの、いってきます。」
「いちいち言わなくていいのよ……朝から話しかけないでって言ってるでしょ。」
うっとうしそうなお母さんの声に、ますます体がこわばった。
「は、はいっ……ごめんなさい……。」
すぐに謝(あやま)って、私はカバンを持って家を飛び出した。
びっくりした……。
私のお母さんとお父さんは、仕事でいそがしくて、めったに家に帰ってこない。
たまに帰ってきたとしても……いまみたいにおこられるか、成績(せいせき)のことを聞かれるくらいだ。
きょうだいもいないひとりっ子だから……私にとって家は、ひとりぼっちのさびしい場所。
それに、学校も……。
「……あ。」
「市野原(いちのはら)さん来たよ。」
私が教室に入るといつも、にぎやかだった教室がいったんしーんとしずかになる。
少し申し訳ない気持ちになりながら、窓側(まどがわ)の一番後ろの自分の席にすわった。
みんな私を見ながら、こそこそなにか言っている。
「あの子のお父さん、政治家なんだって。」
「庶民(しょみん)にやさしくない人だから、敵だって父さんが言ってた。」
「関わらないほうがいいよね……。」
内容は聞こえないけど、よくない話だと思う。
昔から、学校でも友だちができなくて、いつもひとりですごしていた。
きっと私が、おもしろいことをなにも言えない、つまらない人間だから……。
って、こうやってマイナス思考になるところもいけないんだよね……!
せめて前むきに、ポジティブに考えようっ……!
まだ中学に入ってから三か月しかたっていないんだっ。
め、目指せ、一年生のうちに友だちひとり!
心の中でそんな目標を立てたとき、キーンコーンカーンコーンと予鈴(よれい)が鳴った。
放課後になって、教室を出る。
私は部活には入っていなくて、週五で塾(じゅく)に通っている。
きょうは上級生の受験(じゅけん)の説明会があるらしく、めずらしく塾がお休みだ。
家に帰って、ごろごろしようかな……そうだ! 図書館で本を借りて帰ろうっ……。
さっそく図書館に行って、借りる本をさがす。
きょうはなににしようかな……あ、これ、この前借りた図鑑(ずかん)の、同じシリーズかな……!
動物図鑑と書かれたそれを手に取って、ページをめくる。
わ、すごい……動物の病気についてもくわしく書かれてる……これにしよう!
私の夢は、獣医(じゅうい)になること。
昔から動物が大好きで、いつか自分の病院を作って、たくさんの動物を助けたいって思っていた。
勉強は大変だけど……夢のためなら、がんばれる!
本を持って貸し出しカウンターに行こうとしたとき、小学生向けくらいの本がならんだ棚(たな)が目に入った。
あ……シンデレラだ……。
朝。目覚(めざ)まし時計の音で、目が覚めた。
中学の制服に着がえて、ご飯を作って、カバンに必要な教科書とノートをつめこむ。
私が家を出ようとしたとき、バタンとドアが開く音がした。
ねむたそうなお母さんが部屋から出てくるのが見えて、思わず背筋(せすじ)をのばす。
お母さん……帰ってきてたんだ……。
「お、おはようございます。」
「…………」
「あ、あの、いってきます。」
「いちいち言わなくていいのよ……朝から話しかけないでって言ってるでしょ。」
うっとうしそうなお母さんの声に、ますます体がこわばった。
「は、はいっ……ごめんなさい……。」
すぐに謝(あやま)って、私はカバンを持って家を飛び出した。
びっくりした……。
私のお母さんとお父さんは、仕事でいそがしくて、めったに家に帰ってこない。
たまに帰ってきたとしても……いまみたいにおこられるか、成績(せいせき)のことを聞かれるくらいだ。
きょうだいもいないひとりっ子だから……私にとって家は、ひとりぼっちのさびしい場所。
それに、学校も……。
「……あ。」
「市野原(いちのはら)さん来たよ。」
私が教室に入るといつも、にぎやかだった教室がいったんしーんとしずかになる。
少し申し訳ない気持ちになりながら、窓側(まどがわ)の一番後ろの自分の席にすわった。
みんな私を見ながら、こそこそなにか言っている。
「あの子のお父さん、政治家なんだって。」
「庶民(しょみん)にやさしくない人だから、敵だって父さんが言ってた。」
「関わらないほうがいいよね……。」
内容は聞こえないけど、よくない話だと思う。
昔から、学校でも友だちができなくて、いつもひとりですごしていた。
きっと私が、おもしろいことをなにも言えない、つまらない人間だから……。
って、こうやってマイナス思考になるところもいけないんだよね……!
せめて前むきに、ポジティブに考えようっ……!
まだ中学に入ってから三か月しかたっていないんだっ。
め、目指せ、一年生のうちに友だちひとり!
心の中でそんな目標を立てたとき、キーンコーンカーンコーンと予鈴(よれい)が鳴った。
放課後になって、教室を出る。
私は部活には入っていなくて、週五で塾(じゅく)に通っている。
きょうは上級生の受験(じゅけん)の説明会があるらしく、めずらしく塾がお休みだ。
家に帰って、ごろごろしようかな……そうだ! 図書館で本を借りて帰ろうっ……。
さっそく図書館に行って、借りる本をさがす。
きょうはなににしようかな……あ、これ、この前借りた図鑑(ずかん)の、同じシリーズかな……!
動物図鑑と書かれたそれを手に取って、ページをめくる。
わ、すごい……動物の病気についてもくわしく書かれてる……これにしよう!
私の夢は、獣医(じゅうい)になること。
昔から動物が大好きで、いつか自分の病院を作って、たくさんの動物を助けたいって思っていた。
勉強は大変だけど……夢のためなら、がんばれる!
本を持って貸し出しカウンターに行こうとしたとき、小学生向けくらいの本がならんだ棚(たな)が目に入った。
あ……シンデレラだ……。

























