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潔世一×十五少年漂流記
著:ジュール゠ベルヌ/訳:那須辰造/絵:金斗鉉

努力するチャンスは、決してのがすな。
あれくるう海の上、さまよう船に乗り込んでいたのは15人の少年だけ!
少年たちは漂着した無人島で、知恵を出しあって生き抜かなければならなかった……感情の対立、助け合う心を、少年たちの共同生活を通してえがく、胸ときめかせる長編冒険小説。

蜂楽廻×さかなクンの一魚一会
作・絵:さかなクン

好きなこと、夢中になれるなにかがあると、毎日がワクワクでいっぱいになります。
大好きなことを見つけて、夢中になることの強さ、尊さ、輝きが詰まった、さかなクンの初の自叙伝。
家族やまわりの人に温かく見守られ、応援されて「好き!」をつらぬきとおせたさかなクン。ときに挫折をあじわいつつも、幼いころから大好きだった絵とお魚の力で未来を切り開く!
自らの生い立ちから、学生時代、そして現在まで。お魚や生きものたちとの出合い、友人たちとの出会いをたっぷり語ります。

千切豹馬×走れメロス
作:太宰治/編:西加奈子/絵:浅見よう

走らなければならぬ。
暴君ディオニスを殺そうとして死刑を言いわたされたメロスは、妹の結婚式に出るために、親友のセリヌンティウスに身代わりになってもらう。
「3日以内に戻ってくる。」という約束を守るため、セリヌンティウスを救うため、再び市へと戻るべく走るメロスの前に、次々と困難がおそいかかる……。

凪誠士郎×世界一のパンダファミリー
文・写真:神戸万知

知れば知るほど、パンダはますますふしぎな動物です。
和歌山アドベンチャーワールドでは、17年の間に、15頭の赤ちゃんパンダが生まれ、元気に育っています。
パンダが心地よく過ごせるように、心を配る飼育員さんたち。見守られながら安心して出産・子育てをするお母さんパンダ。大家族のファミリーヒストリーにせまります。
3頭のパンダの名付け親でもある著者の、パンダ愛あふれる一冊。

御影玲王×怪人二十面相
作:江戸川乱歩/絵:庭

二十種もの顔を持っているけれど、そのうちの、どれが本当の顔なのだか、誰も知らない。
年齢性別に関係なくどんな人間にでもなりすますことができ、誰も本当の顔を誰も見たことがないために怪人二十面相と言われている怪盗が、国立博物館所蔵の美術品に目をつけた。
こうなると、頼れるのはもはや日本一の名探偵明智小五郎をおいて他にない。悪と正義の火花を散らす戦いが始まった!

糸師凛×耳なし芳一・雪女
著:小泉八雲/訳:保永貞夫/絵:黒井健

もうこわいものは、なにもなくなる。
琵琶を弾きながら、源平の物語をみごとに語る芳一は、平家の怨霊にとりつかれてしまいます。芳一を守るため、おしょうは芳一の体じゅうにお経を書きますが、両耳だけ書き落としてしまい……。(『耳なし芳一』)
表題の『耳なし芳一』や『雪女』をはじめ、のっぺらぼう、ろくろ首など、今も読みつがれている小泉八雲の怪談・奇談20話を収録した短編集。

ミヒャエル・カイザー×レ・ミゼラブル
著:ビクトル・ユーゴー/訳:塚原亮一/絵:片山若子

死ぬことはなんでもない。しかし、生きられないことは、おそろしい。
たった一切れのパンを盗んだために、19年間も牢獄に入っていたジャン・バルジャン。
しかし、牢獄から出た彼に手を差し伸べた人物とは……?
ミュージカルや映画にもなった彼の一生や生き様を描いた物語は、いつまでも人の心に残り続ける不朽の名作です。
