あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月17日」(1979年)。
各話の間にはイラストによる科学特捜隊基地やジェットビートルの飛行シーンが演出され、新規録音のナレーションを使用。オープニングは、新たに収録された、ささきいさお氏による「ウルトラマンの歌」で、科学特捜隊のメカの設計図やイラストで描かれたウルトラマンが登場している。
怪獣に挑むウルトラマンと科学特捜隊
地上に降り注いだ宇宙線によって、ムシバというあだ名の少年が描いた怪獣の絵が実体化してしまった。その怪獣・ガヴァドンAは日が暮れると同時に消滅するが、ムシバは友人たちとともにガヴァドンの絵を描き足したことで、翌日ガヴァドンBが出現。ハヤタはウルトラマンに変身しガヴァドンBと戦うも、「ガヴァドンを殺さないでほしい」という子どもたちの声を受け、ガヴァドンを宇宙に送ったのだった。
しかし、長い間太陽の光を浴びていなかった地底人たちは、変身アイテムであるベーターカプセルが放つ、強力な閃光に耐えられなかった。地底人の野望は潰え、彼らが出現させたテレスドンも、ウルトラマンに撃破されたのだった。