〔スペシャルトークショー昼の部〕終了後に客席のみなさまといっしょに記念写真撮影!「はやみねかおる展 〜赤い夢学園祭2025〜」
2025年8月1日(金)からスタートし、8月11日(月・祝)まで「Mixalive TOKYO」(東京都豊島区)にて開催されている、はやみねかおる展 ~赤い夢学園祭2025~」。
展示内容は、はやみねかおる作家生活36周年と公式ファンクラブ「赤い夢学園」の開校1周年を記念し、「名探偵夢水清志郎事件ノート」「怪盗クイーン」「都会のトム&ソーヤ」の3シリーズをフィーチャー。はやみね校長が創作に使用してきた資料や、これまで作品を彩ってきた美麗な表紙イラストや挿絵など、お宝満載の展示が話題になっています。
そして8月2日(土)には、はやみね校長と担当編集者が登壇したトークショーが開催されました。〔昼の部〕では「赤い夢学園特別授業」というテーマで、「国語」「美術」「体育」「歴史」と4つの科目の授業を行いました。休み時間には楽しいトークも展開。その模様をレポートします。
ピカピカ光る校長登場!
会場に足を踏み入れると、大きなスクリーンにイベントキービジュアルが投影されています。そして横一列に並べられた懐かしい学校の机と椅子が4組と、教卓。教卓の後ろには、本日の時間割が書かれた黒板が置いてあります。
……よく見ると、日直の名前にだれかが落書きをしていますね! きっと、学園祭で浮かれてしまった赤い夢学園の生徒のしわざでしょう。温かく見守ってください(笑)。
〔スペシャルトークショー昼の部〕のステージ 撮影:赤い夢学園(講談社)
ここは「赤い夢学園」の特別授業が開かれる“教室”。開場とともに、今日を楽しみにしていたみなさまが、次々と自分の席に着席します。
そのころ楽屋では、はやみね校長とゆかいな教師陣+購買のお姉さんが、出番を待っていました。
出番まであと30分。楽屋で待機するはやみね校長とゆかいな教師陣 撮影:赤い夢学園(講談社)
「キーンコーンカーンコーン」とイベントのスタートを告げるチャイムが鳴ると、塩見理事長、一介の体育教師・山室先生、教育実習生・田久保先生、そしてMCを務める“購買部のお姉さん”がステージに登場しました。先生たちは、はやみね校長の担当編集者・元担当編集者です。
客席の温かな拍手で迎えられた4人は、ひと言ずつ挨拶をしていきました。
そして「校長に登場していただきましょう」の呼びかけで、はやみねかおる校長がステージに登場!
はやみね校長は、オンラインイベントでおなじみのピカピカサングラスと、夏らしい涼しげなアロハシャツを着用。本日も通常運転です。
日直さんの号令でいよいよ授業がスタート!
はやみね校長は、昔は小学校教師でした。今回「赤い夢学園特別授業」ということで、授業スタイルで進めていきます。
そこで必要なのが、授業の始まりと終わりの号令をかける「日直」さん。「だれか日直をやってくれる人はいませんか?」と声をかけると、客席から次々と元気に手が上がります。
そこではやみね校長は、一番前の席で元気よく手をあげてくれたお子さんを指名。「起立」「礼」とハキハキとした元気な声の号令で、「よろしくお願いします」と全員が挨拶し、特別授業が始まりました。
1時間目「国語」 講師:塩見理事長
「国語」の授業はいきなり小テスト。今回の展示会でフィーチャーされている「怪盗クイーン」「夢水清志郎事件ノート」「都会のトム&ソーヤ」にまつわる穴埋めクイズが出題されました。
問題が進むごとに、難易度もアップ! 問題の元になった文章を自分で書いたはずのはやみね校長も「わかるわけないでしょ!」と驚く難問も出題されるなか、答えてくれた人全員に特製の「ラバーバンド」がプレゼントされました。
塩見理事長が「正解しなくてもだいじょうぶですよ」と声をかけましたが、回答してくださったみなさまは、全員正解。これなら、定期テストの成績もだいじょうぶそうですね……!?(今のところ、実施は未定です)
2時間目「美術」 講師:田久保先生
「美術」の授業では、先生たちがお題に合わせて描いたイラストを発表し、それが「何を描いたものなのか」を当てる問題です。
ここで、一介の体育教師・山室先生が「天才画伯」の才能を発揮! スクリーンに絵が映し出されるたびに客席がざわつき、笑いが起こります。
山室先生曰く「キュビズムです!」。
ちなみに「キュビズム」とは、ピカソやブラックによって生み出された、美術の革新的なスタイルのことですが……。特にインパクトが強かった1枚を紹介しましょう。
会場をざわつかせた、一介の体育教師・山室改め山室画伯、渾身の1枚。だれを描いたかわかりますか? 答えは記事の最後!
さてここで、記事を読んでいるみなさまもいっしょに、クイズに挑戦! イラストは、答えがわからなそうな順番で出ますので、ゆっくりお考えください。
一気にスクロールすると答えがわかってしまうので、見たくない人はゆっくり絵をスクロールさせてね!
問題:これはだれでしょうか?
一番手は田久保先生の絵。なにか乗り物に乗っているみたいですね。田久保先生からのヒントは「この子が出てくる話の、あるシーン」とのこと。
二番手は山室先生。どうやら、髪の毛を結んでいる子のようですが……?
描かれた人が「?」と疑問を抱いている様子に、MCが「本人が混乱している」と思わずツッコミ。
教師陣はいっさい資料を見ずにこの絵を描いたので、記憶が不確かな部分があったようです。これには塩見理事長も「ミスリードかも……」と弁明。
それにしても、ここまで3人とも「髪型」がまったく一致していないところが、大いに気になりますね。
最後はもう答えが分かってしまうかも!? 磯村PTA会長(当日は欠席)の絵です。
客席のみなさまが考えている間、はやみね校長が笑いをこらえながら即興でイラストを描きあげたのがコチラ!
はやみね校長は、教師だったころ、「子どもたちに本を読んでほしい」という思いから、教室で子どもたちに自分で考えた物語を聞かせ、その話を手書きの本にまとめたり、劇のシナリオを書いたりしていました。
文字も絵もすべて自分で描かなくてはならないというピンチに陥ったときに、簡単に描けてみんなにわかってもらえるキャラクターの描き方を編み出したというのです。それはズバリ「名前」を描くこと!
……というわけで、顔の部分に名前の文字をひとつ描くだけで、あっという間に真衣ちゃんのできあがり〜♪
正解した方、おめでとうございます! パチパチパチ(残念ながらラバーバンドのお渡しができないので、心の中で拍手を送ります)。
休み時間をはさみ後半の授業へ
大爆笑だった「美術」の後は「休み時間」。事前に募集した「はやみねかおる校長に100くらいの質問」に、はやみね校長が答えてくれました。その一部を紹介しましょう。
「なぜ校長の家の前の門松は年々大きくなっているんですか?」という質問の答えは「チャレンジ精神です!」。今年の門松の高さが11mにもなったというはやみね校長に、「門松でケガをするのではと、毎年、年末年始の時期になると(原稿が)心配になります」と訴える教師陣。はやみね校長は「それでも今後も作り続けます」と決意を示しました。
また「もっとも難産だった作品は?」の質問には、現在絶賛執筆中の「都会のトム&ソーヤ22巻」と回答。その流れでタイトルにも言及し、「『ナイト列車で行こう(仮)』ですね」と発表しました。特に気に入っている作品も同書をあげ、「絶対にいい作品になるので楽しみにして!」というアピール。客席の期待も高まります。
3時間目「体育」 講師:山室先生
体育の授業風景。じゃんけんポーズの見本を、はやみね校長みずからがやってくれました!(毎朝6.43キロマラソンをしているだけあります)
「体育」の授業では、ちょうど体も凝り固まったころということで、体を動かすべくジャンケン大会が催されました。はやみね校長を相手に、体を目一杯使ってジャンケンポン! 最後まで勝った人には、プレゼントが渡されました。
4時間目「歴史」 講師:はやみね校長
はやみね校長の授業は「歴史」ということで、創作ノートや各作品の挿絵などのイラストラフといった、展示会場でも数多く飾られている品々にまつわるクイズを出題。
「教師になってから初めて書いた作品の名前は?」という、展示会をくまなく見ていないとわからない問題にも、客席からはたくさんの手が挙がり、積極的に回答してくれた姿が印象的でした。
歴史の授業で出題された問題。ヒントは今回の展示物の中にありました。
「僕が学校に行っている間……」というタイトルのその作品は、はやみね校長から「小学4年生の担任をしていたころ、子どもたちに物語を聞かせるために作った物語です」と解説があり、会場からは感心するため息があがりました。
お昼休み「トーク」
「昼休み」のコーナーでは、赤い夢学園の先生たちも交えて、展示会の感想が話題になりました。
山室先生が「ファクシミリで送られていた『怪盗クイーン』の初期設定画が残っていて感心した」と感想をもらすと、はやみね校長は「(イラストを担当する)K2商会さんからはイラストのパターンを3つほどいただけるので、原稿を書くのにとても助かっています」と解説。
また「ジョーカーがピアスをしているのはK2商会さんのアイデアです。自分では出てこない」と言及し、会場からは驚きの声が。作家とイラストレーターがいっしょに作品づくりをしている様子を垣間見ることができ、はやみね作品の魅力を再認識!
和やかなトークも、残念ながら終わりの時間に。授業開始のときと同じように日直に選ばれた子どもが号令をかけて「ありがとうございました!」と大きな声で挨拶をします。最後に、先生たちやはやみね校長から今日の感想を述べた後、はやみね校長が「家に帰るまでが学園祭です。気をつけて帰ってください」と優しい声かけをして、トークショーの幕を下ろしました。
日直さんの2人にはやみね校長から特別なプレゼントを贈呈!
〔スペシャルトークショー昼の部〕で日直をしてくれた2人には、はやみね先生が特別に用意してくれたプレゼントが渡されました! 特別に中身を発表しちゃいます。
巾着袋の中には、サイン色紙や赤い夢学園の校訓が書かれたミニ掛け軸、パスケースやキーホルダーなどが入っています。世界でたった2セットしかない、はやみね校長からのプレゼント。うらやましい!
赤い夢学園の生徒のみなさまへのおしらせ
イベントの最後に塩見理事長から、プレミアム会員更新特典グッズ「生徒手帳(パスケース)」が発表されました! ケースには、赤い夢学園〈リアル〉学生証がピッタリ収まり、他に2枚カードを入れることができます。
さらに、赤い夢学園のサイトにひっそりと存在し続けていた「倉木研究所」について、9月に重大発表があることもわかりました。
いったいなにが起きるのか!? 後日の正式な発表を楽しみにお待ちください!
〔スペシャルトークショー昼の部〕で発表された、赤い夢学園プレミアム会員更新特典グッズの「生徒手帳(パスケース)」
〔スペシャルトークショー夜の部〕はアーカイブ配信で楽しもう♪
8月2日(土)17:00から行われた〔トークショー 夜の部〕は、アーカイブ配信で楽しむことができます。〔昼の部〕とはまた違うゆったりとした雰囲気で、赤い夢学園の生徒のみなさまから寄せられた質問に、はやみね校長とゆかいな教師陣が答えます。ぜひご視聴ください!
【はやみねかおる展 〜赤い夢学園祭2025〜】
「トークショー 夜の部」アーカイブ配信
★配信視聴料:1,500円(税込)
★参加資格:「赤い夢学園」会員限定
★アーカイブ配信期限:2026年7月31日(金)まで
※「トークショー配信ページ」には「赤い夢学園」会員がアクセスできます。赤い夢学園にご登録のメールアドレスとパスワードをご用意ください。また、ログイン後「マイページ」に遷移する場合があります。その場合はマイページ内の「ログイン前のページに戻る」のボタンを押してください。または、ログイン状態のまま再度目的のページにアクセスしてください。
【トークショー配信に関するお問い合わせ先】
赤い夢学園サポート
support_akaiyume@kodansha.co.jp
▼イベント開催概要&チケット情報
【展示会名】
はやみねかおる展 ~赤い夢学園祭2025~
【イベント会期】
2025年8月1日(金)~8月11日(月・祝)
【会場】
Mixalive TOKYO 4F Studio Mixa
(東京都豊島区東池袋1丁目14−3)
【開催時間】
平日12:00~20:000
土日祝11:00~19:00
※最終入場は閉場時間の30分前
【アクセス】
JR(山手線・埼京線・湘南新宿ライン)
東京メトロ(丸ノ内線・有楽町線・副都心線)
西武池袋線/東武東上線
「池袋駅」東口方面 35番出口より徒歩約4分
※お客様専用の駐車場はございません。お車でご来館のお客様は近隣の有料駐車場をご利用ください。
【チケット情報】
ローチケにて販売。詳細はチケットサイトにてご確認ください。
チケットサイト https://l-tike.com/akaiyume2025/
親子で楽しめるペアチケットや子どもチケット、「グッズ引換券」も販売中
展示会のチケットはローチケで販売するほか、会場にて当日券を販売中。
本イベントでは小学生・中学生に、もっとはやみねかおる作品に触れていただきたいと考え、「子どもチケット」を500円にて販売いたします(子どもチケットの対象:小学生~中学生)。また、親子でも参加しやすい「ペアチケット」を2300円で販売。家族みんなで展示会をお楽しみください。
特製グッズ『アクリルフォトフレーム』が手に入る「グッズ引換券」もローチケと会場にて販売します。
お問い合わせ
※詳細は、Mixalive TOKYO公式Xにて、随時発表します。
クイズの答え
2時間目「美術」の授業:山室先生が描いた絵は……「クイーン」でした! ソファに寝転び、ワインを飲んでいる様子を描いたんですって! そう言われると、確かにクイーンに見えるかも!?