18歳MON7Aが明かす「何にでもなれる気がする」無敵の感性

【前編】デビュー曲『TOGE TOGE』リリース記念! アーティスト「MON7A」インタビュー (2/2) 1ページ目に戻る

ライター:小川 聖子

朝から晩まで音楽が流れている家で育った

MON7Aさん公式インスタグラムより
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──オリジナル楽曲『おやすみTaxi』はデビュー前でありながら大きなバズを引き起こしました。1月27日にリリースされたばかりのデビュー曲『TOGE TOGE』は少し懐かしい8bitのTVゲームのような音色が特徴で、MON7Aさん自身が作詞・作曲まで手掛けていますが、音楽との関わりは長いそうですね。

MON7Aさん:そうですね。音楽が好きな家族で、朝から晩まで、とにかくずっと音楽が流れている家で育ちました。ひたすら両親が好きな曲が流されていただけなのですが、ジャズだったり、ブラックミュージックだったり、今振り返っても「ウチの親、センスいいな」と思えるような、良質でカッコいい音楽が流れていたと思います。いや、センスがどうこうというより、小さなうちからたくさんの音楽に触れさせてもらったこと自体が大きいかも。流行りの曲というより、いろいろなジャンルの曲、古い洋楽なども多かったし、不思議なメロディーの曲が延々と流されていたときもあって……「本当にこれ、ずっと聴いてるのかな?」って(笑)。とにかく音楽はずっと身近にありました。

──MON7Aさんはピアノもギターも弾けますが、ご家族も?

MON7Aさん:はい。家族もみんなギターが弾けますし、祖母はピアノの先生、母も保育士なので、ピアノも弾きますね。オレも3歳からピアノを習わせてもらってきたのですが、そのことが今は自分の大きなコアになっているなと思っています。

TikTokと相性が良さそうなDTMで楽曲制作に挑戦

MON7Aさん公式インスタグラムより
──「今日好き」ではギターで弾き語りもされていましたが、その後に出した楽曲『おやすみTaxi』はDTM(Desk Top Musicの略で、主にパソコンなどを使って音楽を制作する手法の総称)。楽曲制作のスキルはどうやって身につけたのでしょうか。

MON7Aさん:楽曲制作は、ひとつは高校で軽音楽部に入って一度全部ひとりで曲を作ってみる経験をしたことが大きいです。初めてフルコーラスで、ベース、ギター、ドラムまで全部編曲するという作業をやってみて「こうやるんだ」みたいな。クオリティはともかく、ひと通り経験できたことが大きかったです。もうひとつのDTMはTikTokと相性がいいかと思って、高3のときに始めました。そこではピアノの経験が役立ったのですが、打ち込みのDTMも、ピアノやギターみたいな実際に楽器を演奏する音楽も、両方できるって「実は大きな武器かも」と気がついて。どちらが良いではないですが、DTMはゲーム音とか、オシャレな音とか、ボタンひとつで出すことができるところがすごく楽しい。メジャーデビュー曲の『TOGE TOGE』は昔のTVゲームっぽいサウンドにしていますが、オレ自身ゲームが大好きで、「ゲームのキャラクターみたいだね」と言っていただくことも多く、こんな音を使った楽曲を作ってみたいと思っていたので、実現できて嬉しいです。

【MON7A】「TOGE TOGE」(Music Video)

1月27日公開のメジャーデビュー曲「TOGE TOGE」

音楽は身近にあるからこそ、手を出すのは怖かった

──MON7Aさんの世界観とよくマッチしていますね。TGC(東京ガールズコレクション)のイベントに出演するなどファッションも話題になっていますが、MON7Aさんにとっては音楽が自分を一番表現しやすいツールですか。

MON7Aさん:音楽は表現ツールというより、ずっと身近にあるもの、なければ生きていけないようなものなんです。依存していると言ってもいいくらい。だからこそ手を出すのはすごく怖かったんです。最初に自分の楽曲をTikTokに投稿したころは、そこまで考えていたわけではなく、「もっと自分の歌が聞いてもらえればいいな」くらいの感じだったのですが、それがどんどん大きくなって……。ただ音楽が好きで、もっと自分の音楽をたくさんの人に聞いてほしいという思いは変わらないし、せっかくのチャンスだし、これで大好きな音楽と関われる人生を歩めるなら、それはもう全力でやるしかないと思い(メジャーデビューを)決断しました。

──昨年の12月には初めてのファンミーティングも開催されました。

MON7Aさん:やっとできたという感じでした。2025年が始まったときから、SNSを見てくれている人の数はどんどん増えていったのですが、正直実感がわかなくて。数字はどんどん増えていくけれど、「これって本当に確かな愛なのかな」と疑ってしまうときもあって。それが、実際に来てくれた人たちを目の前にして初めて実感が湧きました。この先のことは置いておくにしても、「今、自分を一番愛してくれている人たちがこんなにいっぱい来てくれたんだ!」ということに感動したし、「ここまでやり続けて良かったな」って達成感を感じました。

【MON7A】おやすみTaxi(MON7A 1st FAN MEETING “ON!”)

今なら何にでもなれそうな気がしているんです

MON7Aさん公式インスタグラムより
──ファッションも音楽も、SNSでの見せ方もユニークで、「世界観がある」と言われることが多いと思いますが、インスピレーションやヒントはどこから?

MON7Aさん:マンガは大好きですね。まだオレが生まれてなかったころのマンガ、『NANA』についてはよく言っていますが、そういうものは自分のベースにあるのかなと思う。「マンガやゲームの世界に影響されすぎるのは良くない」と言われることもあるのですが、憧れることって、自分たち若い世代の特権じゃないかと思っていて。なんとなくオレは今、何にでもなれそうな気がしてるんですよ。アニメキャラだろうとなんだろうと、本当に今ならなれそうな気がする。でも、もう少し大人になって、自分が本当に何者かになってしまったら、もうそんなふうには思えないような気もしていて。だから、今憧れていることは大切にしたいなと思っています。

──MON7Aさんを見ている人も、そんなふうに思っていると思います。MON7Aさんの独特の世界を作るのに、心がけていることはありますか。

MON7Aさん:これは自分でも説明できないくらい感覚的なものなんです。「これとこれ、どっちがいい?」と聞かれたら、直感で「こっち」って思ったほうを選ぶ。選ぶときはぼーっとして、無駄なことを一切考えない状態を作るほうがいいみたいです。「後々こっちが好きになるかもしれないとか、他の人はこっちが好きかもしれない」みたいな雑念は1回おいておいて、こっちが好きだからこっちを選ぶ、という感じ。それを見て、「センスないな」と思う人も絶対にいると思うんですけど、自分は自分の直感を信じたいなって。めっちゃ迷うんですけど、「自分がときめくのはどっち!?」ってことを大切にしたいと思っています。

──音楽とともに総合的な魅力が武器になっていますね。

MON7Aさん:音楽はもちろん自分の全力をかけてやっていますが、オレの強みはそれだけじゃなくて。ファッションや見た目もそうだし、よく言っていただく「世界観」も自分の武器だと思っているので、そこも前面に出していきたいと思っています。

自分を好きになろうと努力している人を応援したい

──先ほどマンガの話が出ましたが、MON7Aさんのマンガの世界への憧れにはビジュアルとともに生き方、作品へのリスペクトなど、表面的でない要素も入っているのかと思いました。

MON7Aさん:そうですね。ただなんだろう、別に見た目だけに憧れてもいいと思う。世間には今「見た目に憧れることに否定的」という風潮がありますよね。もちろん差別や偏見は良くないけれど、でも「見た目に憧れること」自体を否定する声は、オレはすごく邪魔だと思っていて。自分の顔とか体型とか、特に10代は多くの人が悩むと思うんですけど、そのときに、あらゆる手段を使って自分を好きになろうとしている、そういう努力をしている人はオレはものすごくカッコいいと思っています。「このキャラクターみたいになりたい!」って思って近づく努力をしている人はすごくいいなって。もちろん、どんな手段も賛成ってわけではないのですが、「ルックスで悩むな!」と言うより、オレはそうやって頑張る人たちを肯定し続けたい。辛いこともあるだろうけど、「いつか自信を持てるようになればいいね」と本気で思っているし、ずっと応援し続けたいです。

(後編へ続く)

【MON7A】「おやすみTaxi」(Music Video)

PROFILE
MON7A(もんた)

2007年7月6日生まれ。東京都出身。独自の世界観と2次元的ビジュアルで存在感を放ち、彼の動画の撮り方やスタイルを真似た「#もんた界隈」がZ世代を中心に大きなバズを生んだ。2025年6月、ABEMA恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました。ハロン編』に出演。出演回はシリーズ史上過去最高の視聴数を記録。

8月にSNSでブームを巻き起こしたオリジナル楽曲『おやすみTaxi』でアーティストデビュー。3ヵ月間で1600万再生を突破するスマッシュヒットに。9月に2ndシングル『HEA7EN』をリリース。12月21日には初のファンミーティング〈MON7A 1st FAN MEETING “ON!”〉を Zepp Haneda にて開催し、ユニバーサルミュージック EMI Recordsからのメジャーデビューと全国ライブハウスツアーの開催を発表。2026年1月27日にメジャーデビューシングル『TOGE TOGE』をリリース。各メディアのトレンドランキングに軒並みランクインするなど、今最も注目を浴びる新世代アーティスト。
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# 115 | MON7A × Mega Shinnosuke、涼宮あつき(REAL AKIBA BOYZ) × 轟はじめ、神成きゅぴ × ズズ / META TAXI

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