
【お姫さまアンソロ ためし読み④】羽央えり先生の「リリーサクラメント」が読めちゃう!
『いきなりお姫さまになっちゃいました!? ~溺愛度500%の異世界アンソロジー~』の無料ためし読み! (2/2) 1ページ目に戻る
2026.07.02
どなられてビクリとしてしまう。
スピネウスは壇(だん)の上で、飾りのついたりっぱなイスにふんぞり返って私をにらんだ。
おそろしい武器(ぶき)を手にした大人たちにつかまった後、私は森を出たすぐのところに建つ大きな城へと連れてこられていた。
森は城の裏手(うらて)に広がっていたみたい。
これまた映画かマンガでしか見たことのないような西洋風の城を前に、私は頭がこんがらかりそうだった。
こんな建物、学校の近くにはなかったはずなのに。
つれてこられた大広間で、私はスピネウスの審判(しんぱん)というものを受けることになった。
理由は「聖なる森をけがし、聖樹(せいじゅ)をきずつけた罪」なんて言われたけれど、ぜんぜん意味がわからない。
まるで異世界にでもまよいこんだ気分になってしまう。
そんなアニメの話を、佳奈から聞いたことがあったかもしれない。
「真実をのべよ。貴様(きさま)は、聖なる森をけがすために現れた魔女だと。現に、この国を司(つかさど)る『聖樹』にあやしげな呪術(じゅじゅつ)をほどこしているのを兵が目撃(もくげき)している。」
「ち、ちがう……折れかけてた幹の応急処置(おうきゅうしょち)をしてただけで……。」
「見えすいたうそをつくな!」
ギロリとにらまれて、胸(むね)がぎゅっと苦しくなる。
「私、ちがいます。本当に……。もうおうちに帰りたい。」
そう思ったら、たちまち目の前が涙でぐちゃぐちゃになっていた。
どうして私がこんなこわい思いをしなくちゃいけないのか、本当にわからない。
周りで見てる大人の視線も、すごくこわかった。
シンデレラや白雪姫の絵本に出てくるような、きらびやかな服装(ふくそう)の人たちがひそひそ話し合っていた。
まるで、私がこれからひどい目にあうのを楽しみにしているみたい。
そんななか、スピネウスがつめたく言いはなった。
「これ以上は議論(ぎろん)のムダだな。裁定(さいてい)を下す! 聖なる森をけがす魔女を処刑(しょけい)せよ! 聖樹への生けにえとし、聖なる森を守るのだ!」
おおお……と大広間にどよめきが広がって、私は耳をうたがった。
「しょ、処刑って……ま、待って。やだ……!
だれか助けて……!」
必死でさけんだけど、興奮(こうふん)した大人たちの声にかき消されてしまう。
もうダメだと思ったところで、バタンと大きな音がした。
大広間の中がしずまりかえって、こんどはなにが起きたのかとおそるおそる顔を上げた。
そこには、騎士みたいなかっこうをした──女の子が立っていた。
スピネウスは壇(だん)の上で、飾りのついたりっぱなイスにふんぞり返って私をにらんだ。
おそろしい武器(ぶき)を手にした大人たちにつかまった後、私は森を出たすぐのところに建つ大きな城へと連れてこられていた。
森は城の裏手(うらて)に広がっていたみたい。
これまた映画かマンガでしか見たことのないような西洋風の城を前に、私は頭がこんがらかりそうだった。
こんな建物、学校の近くにはなかったはずなのに。
つれてこられた大広間で、私はスピネウスの審判(しんぱん)というものを受けることになった。
理由は「聖なる森をけがし、聖樹(せいじゅ)をきずつけた罪」なんて言われたけれど、ぜんぜん意味がわからない。
まるで異世界にでもまよいこんだ気分になってしまう。
そんなアニメの話を、佳奈から聞いたことがあったかもしれない。
「真実をのべよ。貴様(きさま)は、聖なる森をけがすために現れた魔女だと。現に、この国を司(つかさど)る『聖樹』にあやしげな呪術(じゅじゅつ)をほどこしているのを兵が目撃(もくげき)している。」
「ち、ちがう……折れかけてた幹の応急処置(おうきゅうしょち)をしてただけで……。」
「見えすいたうそをつくな!」
ギロリとにらまれて、胸(むね)がぎゅっと苦しくなる。
「私、ちがいます。本当に……。もうおうちに帰りたい。」
そう思ったら、たちまち目の前が涙でぐちゃぐちゃになっていた。
どうして私がこんなこわい思いをしなくちゃいけないのか、本当にわからない。
周りで見てる大人の視線も、すごくこわかった。
シンデレラや白雪姫の絵本に出てくるような、きらびやかな服装(ふくそう)の人たちがひそひそ話し合っていた。
まるで、私がこれからひどい目にあうのを楽しみにしているみたい。
そんななか、スピネウスがつめたく言いはなった。
「これ以上は議論(ぎろん)のムダだな。裁定(さいてい)を下す! 聖なる森をけがす魔女を処刑(しょけい)せよ! 聖樹への生けにえとし、聖なる森を守るのだ!」
おおお……と大広間にどよめきが広がって、私は耳をうたがった。
「しょ、処刑って……ま、待って。やだ……!
だれか助けて……!」
必死でさけんだけど、興奮(こうふん)した大人たちの声にかき消されてしまう。
もうダメだと思ったところで、バタンと大きな音がした。
大広間の中がしずまりかえって、こんどはなにが起きたのかとおそるおそる顔を上げた。
そこには、騎士みたいなかっこうをした──女の子が立っていた。
ヒロイン雅と、雅の前に現れた騎士の女の子の全身ビジュアルはこちら♪
この表紙がめじるしだよっ!
絶体絶命(ぜったいぜつめい)のピンチに、雅の前に現れた女の子。
その正体は……!?
このお話のつづきは、本の発売を楽しみにしていてね♪
その正体は……!?
このお話のつづきは、本の発売を楽しみにしていてね♪
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