あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月21日」(1981年)。
武夫少年は、大切なゼロ戦のラジコンをなくしてしまう。しかし、残ったプロポを操作すると、怪鳥が現れた。怪鳥・バレバドンは、武夫の操作どおりに空を飛ぶ!
武夫少年が大切なラジコンをなくしてしまう
しかし、ラジコンは12万円もの高額だ。そこで、武夫はお小遣いやアルバイトで得たお金を貯め、バスに乗らずに自転車を使うといったさまざまな節約術を駆使。1年半もの時間をかけて、ようやくゼロ戦のラジコンを購入することができた。
武夫は、自慢のゼロ戦でラジコンの競技大会に出場しようとしていた。人に見つからないように、技の練習をする武夫。そこに、猛とイトウチーフが通りかかり、彼らは顔見知りになる。しかし翌日、競技大会で武夫のゼロ戦は操縦不能になり、どこかに飛んでいってしまった。競技大会の会場にはUGMのカメラが設置されており、その様子を見ていた猛とイトウは心配して武夫のもとにやってくる。しかし、武夫は「ゼロ戦が操縦不能になったのは、昨日おじさんたちに会ったからだ」と八つ当たりをしてしまった。
ひどく落ち込み、不眠症になってしまった武夫。父親はラジコンのことを忘れるよう武夫に言うが、母親は父親に、「ラジコンが見つからなかったら、あなたのゴルフクラブも売ってください」と言い出した。武夫がゼロ戦に夢中だったように、父親もゴルフにご執心だった。そして母親は、「息子が命のつぎに大切なものをなくしたのだから、探すのを付き合いなさい」と父親に訴える。