作:はやみね かおる 絵:長谷垣 なるみ
校長からひとこと
『猫又家』という題名から、やっぱりぼくは犬神家が大好きなんだなと痛感しています。しかし、戦争に関わることを書くのが難しくなってきました。ぼく自身、戦争体験者の祖母や親から聞いた記憶が、どんどん薄れてきています。そういう体験談と、どうして戦争が起きたのかという歴史的な話は、ちゃんと書いていかなければと思うのですが――。遺産相続の話も出てきます。ぼくは遺産というものはありませんが、大量の本があります。ぼくが死んだら、この本たちはどうなるのでしょうか? まぁ、間違っても醜い遺品争いは起こらないでしょうが……。
大中小探偵クラブがいどむ次なる謎は、かつての大名だった猫又家に伝わる埋蔵金! お家お取りつぶしのときに隠されたといわれる埋蔵金は本当にあるのか? かくされた場所は? そして、それを受け継ぐ資格のある者とは--。新たにクラスの「エリート」こと北岡恵理人が加わって、ますますパワーアップした探偵クラブが、埋蔵金伝説の謎にせまる!
発売日 | 2017/01/13 |
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価格 | 定価:円(本体700円) |
ISBN-13 | 9784062856027 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 272 |
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美琴 @Z5HHR
美琴 @Z5HHR
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見る三回忌に親族が集まって、遺言書を弁護士が読み上げる、そして出てくる家系図。これって犬神家の一族のような、復讐、呪い、憎悪といったドロドロとした遺産を巡る事件が起きるやつじゃ?と内心ドキドキしていましたが、そんなことはなく…笑 恵理人が探偵クラブに加入したこと、そして民俗学者になった法難くんを尊敬していることに私が嬉しくなっています。 猫又孔子郎の話で思い出したのは、大江戸編での化け猫の呪いの話です。あの表具師は岡山藩追放された後の浮田幸吉だったのだろうか…? 私の家には埋蔵金なさそうなので、地元に埋蔵金があるのか検索してみたら、市内にいくつかありました!検索で出てくる時点で探し尽くされてそうですが夢がかき立てられます💰 小休止ということでしたが、そろそろ探偵クラブの活動を見たいです!