『はたらく細胞』の絵本で正しく学ぶ! 新型コロナウイルスのメカニズムを分かりやすく解説

『はたらく細胞』のキャラたちと「新型コロナウイルス」について学び直せる!

ライター:中村 敦子

細胞たちと「新型コロナウイルス」の大決戦

【もくじ】

「はたらく細胞」のなかまたち

新型コロナウイルス

コラム1 新型コロナウイルスって?
サイトカイン
子どもとコロナ

コラム2 新型コロナウイルスに負けないように

ワクチン

コラム3 コロナにくわしいお医者さん、忽那先生より
「新型コロナウイルス」と戦う主なメンバー。体内にウイルスや細菌が入ったときは、このような細胞たちが必死で戦い病気の進行を食い止めようとしてくれているのです。
すべての画像を見る(全8枚)

体内バトル1 

とある人間の体内で、未知のコロナウイルスと戦うことになった細胞たち。このとき、一体何が起こるのでしょうか。

まずはじめに、「B細胞」がいろいろな抗体を使って「新型コロナウイルス」を攻撃しますが、びくともしません。続いて「免疫細胞」たちの出番です。

ウイルス自体はそう強くないものの、あっという間に体内に広がり、「キラーT細胞」だけでは追いつきません。ついに、たくさんの細胞を動員した総力戦の幕が開けるのです。

体内バトル2

ウイルスが現れて5日ほど経っても、まだ戦いは続いています。「新型コロナウイルス」が暴れた影響で、味覚神経や嗅覚神経にも異常が出てきました。

「新型コロナウイルス感染症」では、食事をしても味や香りを感じなくなる症状が有名ですね。

危険を察知した体は「サイトカイン」という物質を放出。これにより免疫細胞が活性化しパワーアップ!

ところが勢いづいた免疫細胞は、正常な細胞組織をも攻撃してしまいます。免疫細胞たちは暴走し、血管や肺は荒れ、多臓器不全につながる恐れが……。

この体の持ち主は入院の必要があるほどに弱っているかもしれません。

体内バトル3

みんなの大ピンチに、「赤血球」は決意を新たにします。酸素や二酸化炭素を体中に届ける役目の「赤血球」は、ボロボロになった血管の中を一生懸命駆け巡ります。

すると、「抑制性サイトカイン」のはたらきもあり、免疫細胞は正常化。体内は少しずつ落ち着きを取り戻していきました。

感染症専門医から

コロナに詳しい感染症専門医によるアドバイスも収録。やさしい言葉でわかりやすく綴られているので、そのままお子さんに読み聞かせることもできます。
絵本のストーリーとして「新型コロナウイルス」の仕組みを知り、コラムで詳細な情報を補塡、把握することができるので、大人が読んでも十分読みごたえのある一冊です。

「絵本」を読みながら、この機会にお子さんと一緒に「新型コロナウイルス感染症」の復習にトライしてみませんか?

絵本 はたらく細胞3 はじめての敵! 新型コロナウイルス

絵本 はたらく細胞3 はじめての敵!新型コロナウイルス
発売日:2022/1/25
定価:本体1500円(税別)

「はたらく細胞」で学べる児童書盛りだくさん!

大ヒット公開中! 映画「はたらく細胞」Ane♡ひめ.netスペシャル対談!

この記事の画像をもっと見る(全8枚)
28 件
なかむら あつこ

中村 敦子

ライター

1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。

1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。