チャンネル登録186万人Z世代のカリスマ「カラフルピーチ」えと・どぬく・うりが令和の小学生に伝えたいこと

小学生人気No.1ゲーム実況グループ「カラフルピーチ」えと・どぬく・うりがAne♡ひめに降臨! ロングインタビュー vol.2

ライター:小川 聖子

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ゲーム『マインクラフト』などの実況動画が子どもたちに大人気の人気動画クリエーター、カラフルピーチ。

カラフルピーチから、今回はえとさん、どぬくさん、うりさんの3名が「Ane♡ひめ.net」のインタビューに答えてくれました。後編では、メンバーの子ども時代や、今の子どもたちに伝えたいことなどをお話しいただきました。

うりさん、えとさん、どぬくさんの子ども時代は? どんな遊びをしていた?

──現在は動画クリエーター、カラフルピーチのメンバーとして活躍するうりさん、えとさん、どぬくさん。それぞれ子どものころはどんな子だったのでしょうか。

どぬくさん 子どものころはめちゃくちゃ運動が好きで。昼休みや小休みとかはみんなで一緒にドッジボールしたり、運動会で暴れたり(笑)。

あ、違う違う、100メートル走でめちゃくちゃ頑張って1位を取ったりしていました。好きだった本は『ダンボール戦機』。めっちゃ好きでした。

うりさん・えとさん 好きー!

どぬくさん よかった、伝わった(笑)。なんかめちゃくちゃカッコよくないですか!? ねえ(笑)。

えとさん 私は昔から人と遊ぶのが好きな子でした。遊ぶ子によって外でも遊ぶんですけど、よくしていたのは……これ伝わるかな(笑)?

「ボーカロイドのごっこ遊び」をよくしていました。私は「悪ノ娘」っていう曲があって、そのキャラクターになりきる、みたいな。

うりさん ううん? ロールプレイ的な?

えとさん そう。それで私は初音ミクをやっていました(笑)。子どものころからボーカロイドが好きだったので、読んでいた本も……曲が本になっていたりするんですよ。

だからそういうのをいっぱい買っていました。あとはダンスも、当時はボカロの「踊ってみた」系の動画が流行っていたので、それを真似して友達と踊ったり。

どぬくさん マジか、濃すぎる(笑)! なんでそんなことやってんだよっていう。よかった、自分のことは最初に言っておいて(笑)。

うりさん オレは良くも悪くも普通でしたね、小学生のころは。ただちょっとピアノが好きで、習っていたんですよね。それが学校に行くと、自分よりうまいやつってめっちゃいるんですよ。

だから、そういう人に出会ってからは、その人にも結構教えてもらっていました。

──そこで悔しがるんじゃなくて、教えてもらっているところがすごいです。コミュニケーション力が高かったのでしょうか。

うりさん いや全然高くないです。でも、趣味が一緒だとつながりやすいし、学校に電子ピアノみたいなのがあったので、そこで教えてもらっていましたね。

──みなさんが個性や能力を伸ばしたり、やりたいことを叶えるのに、誰かの言葉が励みになった、褒められて背中を押された、などということはありましたか。

えとさん 私の親は習いごとなども自由にさせてくれるタイプで、子どものころはいろいろなことをやりました。

ピアノだったり、水泳だったり……やりたいと言ったことを否定せずに認めてくれたことが嬉しかったですし、私が飽き性で、そういうのをすぐに辞めてしまっても何も言わないでいてくれたことも嬉しかったです。それでいろいろチャレンジできたのかも。

どぬくさん 自分は誰かに言われて何かした……みたいなことはまったく思いだせないなぁ。嬉しかったことと言えば、小学校の運動会のリレーで1位をとったとき、先生や親にほめられたのはすごく嬉しかったですね。

うりさん 自分は結構趣味がたくさんあって、今もいろいろ並行して続けているのですが、思い返すとそれって、それこそ小学生とか小さいときに、例えばさっき話したピアノにしても、練習した曲をみんなに披露したとき、先生や友達が「すごいね、上手だね」って言ってくれて、それでさらに練習したっていうのがある気がします。

ギターとか絵を描くことに関しても同じで、そうやって褒められるとめっちゃ嬉しいから、どんどん頑張って練習して、いつの間にかいろいろできることが増えている、ということになっている気がします。

だからそう考えると、人から褒められるって、大人になってからもそうですけど、子どものころは特に大事なのかなと思いますね。褒められるのは、マジで好きでした(笑)。

──「動画クリエーター」という活動について、ご家族はどんなふうに受け止めているのでしょうか。

えとさん うちの親は、割と自由にさせてはくれていましたが、私がこの活動をする当初、インターネット上のコミュニティサーバーに入るのだけはなかなか許してくれませんでした。今よりもっと情報が少ない時代でもあったので、当然心配もあったのだと思いますが……。それでもどうしてもやりたくて、結局当時は親に黙って入っていました。

その後、正式にメンバーに加入することになった際にはきちんと説明し、最終的には応援してくれています。

どぬくさん 今の活動については、うちは親がインターネットに全然詳しくないから、「実況グループ」だと説明しても全然ピンときてなくて。

ただ、「まぁやりたいことなら、自由にやってみたらいいんじゃない?」みたいな感じだったので、挑戦できました。

その結果、幸いたくさんの方に受け入れていただけるようになって……今は親も応援してくれています。

デジタルネイティブ世代の子ども 親も「ROM」という言葉を知って

──日々、コメント欄などで今の子どもたちのリアクションを受け止めていると思いますが、子どもたちについて、何か印象はありますか。

うりさん 僕たちはけっこう難しい動画を上げたりもするんですけど、それでも子どもたちはいろいろな考察をしてくれて、その考察がかなりいい線行ってるなっていうとき、「今の小学生はマジですごいな」って思ったりしています。

コメントを見ていると、僕も気が付かないような角度から考えていたりして、本当にすごいなって思いますね。

えとさん 心配と言えば、本人がよくわかっていなくて、SNSで自分の顔を出していたりする子は気をつけたほうがいいよ、って思います。

あとはリプ欄で誰かのコメントに突っかかって、喧嘩している姿を見ると、ちょっとなって。人が見て気持ちがいいものじゃないっていうのもありますし……その辺りは気になってしまうことがありますね。

──最近は親よりも子どもたちのほうがネットに詳しいという状況も生まれています。

うりさん 確かにそうですよね。それでいうと、親御さんには、ネット上で生まれた、めちゃくちゃいい言葉があるので、これを覚えていただけたらいいかも。

「半年ROMれ」っていう言葉。

ROMは、read-only memoryの略で、もともとは読み出し専用の記憶装置のことなんですけど、日本だと「投稿せず、閲覧するだけ」という意味を表すスラングとして、一時期話題になったんです。

要は「初心者はいきなり投稿せず、まず半年は見るだけにして、しっかり使い方やマナーを学べ」という意味。

今の時代は子どもたちのほうがデジタルネイティブで、インターネットに詳しいところもあると思うのですが、それでもリテラシーを学ぶことは重要かなと思いますので、親御さんはぜひこの言葉を覚えて、子どもたちにも伝えていただけたらいいかなと思います。

★3人に聞いてみました!

Q:好きだった給食は?

うりさん 好きな給食ですか。

どぬくさん オレ即答できる。

えとさん 私も!

どぬくさん 先言うと揚げパンがめっちゃ好きでした。

うりさん マジかよー!

えとさん マジかよ!

どぬくさん ふふふ、めっちゃ好きー。きなこ揚げパンめっちゃ好きです。

えとさん 違う! 砂糖でしょ。

どぬくさん え、違うの?

えとさん 砂糖派ときな粉派がある。

どぬくさん オレはきな粉です(笑)。うりも揚げパン?

うりさん オレも揚げパンですけど、同じくらい好きな給食があって……わかめご飯なんですよ。

どぬくさん あー。

うりさん しょっぱいもので言ったら、わかめご飯一択です!

Q:からぴちメンバーでの「推し」は誰?

どぬくさん なおきりさんとうりの、頭ぶっ飛んでるコンビがめっちゃ好き。

うりさん どういうこと? それオレの前で話すの? 恥ずかしいな(笑)。

えとさん 頭おかしいのが好きだから、そのふたりは結構ありかもしれない(笑)。

どぬくさん 普段から飛んでるから(笑)。

えとさん こっちでは想像できないことをやるから面白いっていうか。

どぬくさん うりの推しメンは……?

うりさん オレの推しメン? ひゃー、ちょっと待ってよ。そうだなぁ。まあ、オレは推しメンで言ったらじゃぱさんかな。やっぱ自分が適当に言ったことも拾ってくれたりするし、話していておもろいなって感じますね。

えとさん それで言ったらやっぱり私は女子組で絡むことが多いから。のあさんとるなのふたりは性格も似てるから、見ていて「あー、かわいいー」って思ったりしますね。

うりさん 一緒に配信したりしているもんね。

えとさん そうそう。
PROFILE
カラフルピーチ


2020年に誕生した動画実況グループ。ゲーム『マインクラフト』のフィールドを中心とした、さまざまな動画が大人気。

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定価:1760円(税込)
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おがわ せいこ

小川 聖子

Seiko Ogawa
ライター

東京都出身。アパレル系企業に勤務したのちライターに。雑誌やWeb系メディアにてファッション関連記事や人物インタビュー、読み物記事の構成や執筆を行う。長男はついに成人、次男は中学生に。1日の終わりに飲むハイボールが毎日の楽しみ。

東京都出身。アパレル系企業に勤務したのちライターに。雑誌やWeb系メディアにてファッション関連記事や人物インタビュー、読み物記事の構成や執筆を行う。長男はついに成人、次男は中学生に。1日の終わりに飲むハイボールが毎日の楽しみ。