子どもの洋服選びは「SDGs」もポイント サスティナブルファッションとは?

「色」「デザイン」「着心地」、どれが素敵!と思うかは人それぞれ。選ぶ材料の1つに、「SDGs」を取り入れてみては!?

ここで、問題です! デニムを1本作るのに、だいたいどのくらいの水を使っているか知っていますか?

①   ペットボトル1本分(2リットル)
② お風呂1杯分
③ プール1個分
正解は、③のプール1個分です。

なんと、デニムの色を染めるためだけに1本でプール1個分(約950リットル)の水を使っていると言われています。

水は、生活する上でとても大切な物。
しかし、地球上にある水の量は限られています。

この大切な水を少しでも綺麗な状態で守っていくことが、将来にとって大切ではないでしょうか。

洋服を選ぶ時に、使われている水について考えてみる、というのも立派なSDGsの1つです。

生活するのに大切な水を守るためには、他にどんなことができるでしょうか?

① 使っていないときはこまめに蛇口を閉める。
② レジ袋ではなくマイバッグを使う。
③ 小さくなった服をリメイクする。
©PETIT BATEAU
正解は全部です!

蛇口を捻ると出てくる水の量は、1秒間に約200cc!
5秒間出しっぱなしにするだけで、1リットルの水が流れてしまっているんです。

「水を出しっぱなしにするのは、大切な水を捨てていることになる​ね」
「使っていない時は、蛇口をしめようね」
お子さまと大切な水について、考えてみてはいかがでしょうか。

マイバッグと水は、どんな関係があるのでしょうか?

レジ袋などが風に飛ばされて、川や海に流れ着くと、海洋プラスチックごみとして川や海を汚してしまいます。

プラスチックは、水に溶けないので、一度川や海に流されたら何千年も海の中に残り続けると言われているんです。

プラスチックごみを出さないことも、水​を守るために大切ですね。

小さくなった服も大事な資源!

成長すると服が小さくなって着られなくなってしまいますよね。
だけど、捨てる前にちょっと待って!

かわいくリメイクしちゃう方法、知っていますか?

お子さまの小さくなった服を一緒にリメイクしてみてはいかがでしょうか。
こんな風にお気に入りの洋服をリメイクして使い続ける行動も、水を守ることにつながっていくんですね。

デニムを作るのに使う水の量は減らせるのでしょうか?

その答えを考えたのが、子供服が人気の会社「プチバトー」。

作ったのは、「ウォーターレスデニム」です。

このデニムは、普通のデニムより使う水の量が40パーセント少ないんです。
材料もオーガニックコットンを使っているので、自然にも優しくなっています。

自然にやさしく、大切な水も守っていけますね。
洋服を選ぶときに「SDGs」について考えながら選んでみる。
洋服を捨てる前にちょっと考えてみる。
小さな選択肢で地球を守ることが出来る!

身にまとうだけで気持ちがハッピーになれる服を、選んでみてください!
ライター/飯島 房枝