新シリーズ『悪役なんて、ごめんです!』が5月14日(木)に発売!
ドキドキ★ハラハラのマジカルファンタジーが、5月14日(木)にいよいよ発売するよ! タイトルは
『悪役なんて、ごめんです!』
作者は月白ナナコ(つきしろななこ)先生。絵をたんとうしているのはおにぎりもちゃこ先生です!
ある日、わたし、紫藤(しとう)ルリカは気づいてしまった。
ここが前世で好きだった少女マンガ【きらゆめ】の世界で、その中の登場人物になっていることに……!
これって物語の世界に「転生」してるってこと!?
このわくわくのストーリーをはやくみんなにも読んでもらいたくて、無料のためし読みを公開しちゃいます!
今回は第3章「彩りゆたかな入学式」を楽しんでね!
マンガの中の登場人物だと知ってしまったら──
あなたならどうする?
3 彩りゆたかな入学式
天煌(てんこう)学園は寮(りょう)に入る生徒が大半。
私は通学しても寮に入ってもよかったんだけど、家が近いから、当然通学を選んだ。
私みたいな通学の生徒は、宿泊オリエンテーションのために今日は大きな荷物を持ちこんでる。
この期間は寮に泊めてもらうことになってるの。
オリエンテーション開会式のため、集まった講堂(こうどう)。
ずらりと正面に並ぶ教師たちの威圧感(いあつかん)に、ごくりとのどが鳴る。
だってこわいもん!
記憶(きおく)があったって、それはマンガの登場人物のことであって、私が実際経験したわけじゃないし。
しかもマンガ【きらゆめ】の主人公・彩乃(あやの)が入学してからはじまる物語は、高等部からスタート。
中等部の『ルリカ』のことなんて、ほんの少し回想シーンでふれられるくらいで詳しく描かれてないの。
いま、この場にいる中等部一年の生徒たちは、魔法(まほう)の存在すら知らない人がほとんどだと思う。
そんな新入生の前で、いま、校長先生が力説してる。
「──ということから、すでにみなさんには魔力があり、適性(てきせい)があることが判明しています。
みなさんはこれから魔法の基礎(きそ)から高度な術式、力の使い方を学び、世界のほんの一握りの選ばれた存在になるのです!」
校長先生は教師の証(あかし)である黒いマントに、昔の映画でしか見たことのない片メガネ。
きれいに整えられた白いひげはあやしさ満点。
魔法の存在を意気揚々(いきようよう)と公表してるけど、ほとんどの生徒がポカンとしてる。
そしてざわつきはじめた。
「え、この学校やばくね?」
「魔法って……なに言ってんだ?」
「やだ、どうしよう。」
「こわっ……帰りたい。」
生徒たちが口々につぶやく。
そりゃそーだよね。
いきなり「きみは魔法使いだ!」なんて言われても、あやしい団体につかまってしまったとしか思わない。
そのとき、ステージの横から二人の男子生徒があらわれた。
ネクタイの色が私たち一年生とちがうから上級生なんだろう。
校長が彼らに立ち位置をゆずった。
演台の正面に立ったのは、少し長めのサラサラした茶色い髪(かみ)で王子様みたいな雰囲気(ふんいき)を持つ、緑のネクタイをつけた人。
彼の斜(なな)め後ろには、長身で青いネクタイをつけたメガネの人。





































































