
小川未明童話集(2)
著:小川 未明 解説:保永 貞夫 装丁:亀倉 雄策
きびしく現実を見つめ、正義を愛した、日本童話の父=小川未明。ロマン的詩情の流れる中に、多彩な題材で描いた、名品童話17編。
発売日 | 1980/10/13 |
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価格 | 定価:286円(本体260円) |
ISBN-13 | 9784061381155 |
判型 | A6 |
ページ数 | 174ページ |
国境の山が見える原っぱに集まる子供たちと、くず屋の爺さんや青年との心のふれあい、貧しい子と富める子との葛藤を、世相を反映しながらパノラマ風に構成した「青空の下の原っぱ」や、「風だけが叫ぶ」「しいの実」「金歯」「太陽と星の下」など、闇を通して光を描きつづけた、未明の昭和初期から戦中・戦後へかけての歩みを示す、代表作15編を収録(全3巻完結)。