木星衛星「エウロパ」から水が噴出⁉︎ 生命存在の可能性が高まる

2018.06.05

木星衛星「エウロパ」から水が噴出している新たな証拠が見つかったとNASAが発表しました。これは、1995〜2003年に木星の観測を行なっていたNASAのガリレオ探査機の観測データを元にした発表となっています。
エウロパには氷におおわれた表面の下に、深さ100kmに及ぶ海が広がっていることが分かっています。
5月14日付けの学術誌「Nature Astronomy」に発表された詳細によると、氷におおわれた衛星エウロパが、宇宙空間に向けて水を噴出していることを示す強力な証拠が見つかったとのこと。もしも水を噴出する間欠泉があるなら、宇宙船にその中を通過させるだけで、エウロパの海水から生命の兆候を探せる可能性があります！

今後NASAが2020年代に打ち上げる探査機「エウロパ・クリッパー」でエウロパの環境を調査する予定。もともと太陽系でも生命存在の可能性が注目されていたエウロパ。海があり、内部に熱があれば、もしかすると生命が誕生しているかもしれません！ 期待がさらに高まりそう！

「動く図鑑MOVE」では太陽系最大の衛星数をほこる木星の不思議がたくさん紹介されています。

『講談社の動く図鑑 MOVE 宇宙』
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