君はマイトガインを知っているか! バンダイの食玩になって華麗に登場!

マイトガインについて、バンダイのSMP情報&テレマガ秘蔵記事を蔵出し!

テレビマガジン編集部

登場時の名乗り口上にも使用できる手首パーツも付属するようだ  ©サンライズ
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バンダイ キャンディ事業部のハイターゲット向け食玩造形プロジェクト・プラキットブランド「SMP [SHOKUGAN MODELING PROJECT]」。その新商品として、1993年より放送された「勇者特急マイトガイン」の主役ロボ・マイトガインが立体化することが発表された。

「SMP」の前身ブランドである「スーパーミニプラ」を含めると、『勇者王ガオガイガー』『勇者指令ダグオン』『太陽の勇者ファイバード』に続き、勇者シリーズからは4作品目の商品化となる。
『勇者特急マイトガイン』は、心を持つロボットと少年の交流を熱いバトルとともに描いたサンライズの「勇者シリーズ」の第4作。

石油が枯渇した昭和125年を舞台に、世界の鉄道網を担う旋風寺コンツェルンの若き総帥・旋風寺舞人が勇者特急隊を結成。世界にはびこる悪と戦う物語だ。

その名の通り、主人公サイドのロボットは全て、列車に変形(または列車に合体)するのが特徴。「300系新幹線のぞみ」や「スーパーひたち651系」「成田エクスプレス253系」など、実在する車両に変形するロボットも多い。
講談社でもさまざまな書籍が発行されたマイトガイン。画像は『講談社のテレビ絵本 勇者特急マイトガイン とうじょう! マイトガイン』より(1993年3月刊行)  ©サンライズ
マイトガインは舞人の搭乗する、400系新幹線つばさから超電導ジェット機に変形する「マイトウイング」、300系新幹線のぞみからロボットに変形する舞人のパートナー「ガイン」、そして2路線を使用して走行し、世界のどこでも3分以内で駆けつけることのできる巨大蒸気機関車「ロコモライザー」が合体した姿だ。

今回の「SMP」でも、その変形・合体ギミックが搭載されていると思われる。今後の続報に期待したい。
右腕にはマイトウイングのウイング、左腕にはガインの腕が見える。どういう変形ギミックになるのか、今から楽しみだ  ©サンライズ

90年代テレマガの主力コンテンツのひとつだった「勇者シリーズ」

マイトガインが初登場したテレビマガジン1993年2月号
さて、今回商品化が発表されたマイトガインは、バンダイ キャンディ事業部が企画、発売する商品だ。しかし、ファンの人なら周知の事実だが、勇者シリーズは1990年にタカラ(現・タカラトミー)がサンライズとともに立ち上げ、展開していたシリーズだった。

当時からタカラ以外のメーカーも、プラモデルやガレージキットを発売していたものの、タカラとライバル関係にあったバンダイから、2011年に「スーパーロボット超合金 勇者王 ガオガイガー」が発売されたのは衝撃的だった。

勇者シリーズは、トランスフォーマーシリーズが1989年に放送された『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーV』で一度終了し、その「未就学児童向けロボット玩具」という路線を引き継ぐ形でスタートした『勇者エクスカイザー』を発端とする。

テレビマガジンは『変身サイボーグ』『ミクロマン』『ダイアクロン』、そして『トランスフォーマー』と、タカラの男児向け玩具を積極的に取り上げており、『エクスカイザー』の誌上展開も当然の流れだった。

そして、『マイトガイン』もテレマガ本誌の掲載はもちろん、絵本や超百科シリーズなど、さまざまな書籍が出版されていた。
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