「SMP」の前身ブランドである「スーパーミニプラ」を含めると、『勇者王ガオガイガー』『勇者指令ダグオン』『太陽の勇者ファイバード』に続き、勇者シリーズからは4作品目の商品化となる。
石油が枯渇した昭和125年を舞台に、世界の鉄道網を担う旋風寺コンツェルンの若き総帥・旋風寺舞人が勇者特急隊を結成。世界にはびこる悪と戦う物語だ。
その名の通り、主人公サイドのロボットは全て、列車に変形(または列車に合体)するのが特徴。「300系新幹線のぞみ」や「スーパーひたち651系」「成田エクスプレス253系」など、実在する車両に変形するロボットも多い。
今回の「SMP」でも、その変形・合体ギミックが搭載されていると思われる。今後の続報に期待したい。
90年代テレマガの主力コンテンツのひとつだった「勇者シリーズ」
当時からタカラ以外のメーカーも、プラモデルやガレージキットを発売していたものの、タカラとライバル関係にあったバンダイから、2011年に「スーパーロボット超合金 勇者王 ガオガイガー」が発売されたのは衝撃的だった。
勇者シリーズは、トランスフォーマーシリーズが1989年に放送された『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーV』で一度終了し、その「未就学児童向けロボット玩具」という路線を引き継ぐ形でスタートした『勇者エクスカイザー』を発端とする。
テレビマガジンは『変身サイボーグ』『ミクロマン』『ダイアクロン』、そして『トランスフォーマー』と、タカラの男児向け玩具を積極的に取り上げており、『エクスカイザー』の誌上展開も当然の流れだった。
そして、『マイトガイン』もテレマガ本誌の掲載はもちろん、絵本や超百科シリーズなど、さまざまな書籍が出版されていた。