けんだまの発祥は日本じゃない⁉ 実はワールドワイドなけんだまの秘密

4歳でギネス記録保持者! スーパー少年と一緒にけんだまチャレンジ!

テレビマガジン編集部

けんだまはどこで生まれて、どんな風に進化したのかな?
写真/神谷美寛  資料提供/日本けん玉協会

けんだま発祥はフランス!? 意外と知らないけんだまの秘密!

けんだまって、英語でなんと言うの?

そう尋ねられても、すぐには答えられないのではないでしょうか。

けんだまの原型となる遊びの発祥は、実は日本ではありません。

現在のけんだまとは形状が異なりますが、糸の先についた玉を、手に持った棒の先やカップで受け止めるという遊びは、実は古くから世界各地にあったと言われています。

なかでも古い記録として16世紀のフランスで国王アンリ3世の頃。

ピエール・ド・エストワールという人物が「1585年の夏、街角で子どもたちがよく遊んでいる『ビル・ボケ(Billeboquet)』を、王様たちも遊ぶようになった」と書いていることから、この『ビル・ボケ』がけんだまの発祥ではないかという説が有力となっています。

その他にも、18世紀のイギリスでは『カップ・アンド・ボール(Cup and Ball)』が子どもたちに親しまれていたという記録があります。

ドイツでは『クーゲル・ファング(Kugelfang)』という、カップに玉を入れる遊びがありました。
『ビル・ボケ』は18世紀から20世紀にかけて何度もパリで流行しましたが、子どもより大人に人気の遊びだったようです。

特に18世紀の王侯貴族は、高級な素材を使ったり彫刻を施したりと、カスタマイズを自慢しあっていたそうです。

玉をカップに入れる『クーゲル・ファング』は、『ビル・ボケ』にくらべると難易度が低い。
資料提供/日本けん玉協会

標準的な『ビル・ボケ』のスタイルである「持った棒の先に玉を刺す」遊びは世界中に広がっていきますが、世界に広がればお国柄も出てきます。

ヨーロッパの庶民に広がったのは比較的シンプルな物が多かったのですが、中南米では形や絵柄に凝った物が登場しました。

陽気な南米の気質が現れているようですね。

しかし、けんだまの発祥については、まだ仮説の段階です。

ネイティブ・アメリカンの遊具『リング・アンド・ピン(Ring&Pin)』のように、狩猟民族を中心に似たような遊びがあることがわかったからです。

メキシコの帽子=ソンブレロがモチーフになったタイプ。南米の陽気な雰囲気がよく出ている。
資料提供/日本けん玉協会

さあ、世界のけんだまの歴史がわかってきました。

それでは日本ではどうだったのでしょうか?
次のページで、日本のけんだま誕生に迫ります!
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