初代ゴジラの骨格を元に造られたメカゴジラ“3式機龍”の戦いに迫る!! 本誌では釈 由美子さんインタビューも!

『ゴジラ&東宝特撮 OFFICIAL MOOK vol.21』は新世代メカゴジラ・3式機龍二部作 『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』を大特集!

テレビマガジン編集部

ゴジラ永遠のライバル怪獣として、キングギドラと双璧をなすメカゴジラ(異論は認めます!)。

外星人が送りこんできた地球侵略兵器として初登場したかと思えば、別の時代では人類が開発した対ゴジラ用最終兵器として活躍。

登場する作品によって、こんなにもキャラクターやデザインが変わってくる怪獣は珍しいのではないでしょうか。

今回は、歴代メカゴジラの中でも屈指のファンをもつ“3式機龍”が活躍する2作品、『ゴジラ×メカゴジラ』と『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』を特集。

メカゴジラの開発経緯やオペレーションを行うクールなヒロインにフォーカスし、その人気の秘密に迫ります!
『ゴジラ&東宝特撮OFFICIAL MOOK vol.21 ゴジラ×メカゴジラ/ゴジラ・モスラ・キングギドラ 東京SOS』本誌ではサイン色紙プレゼントも掲載(2024年4月26日締め切り必着)。 TM & ©TOHO CO.,LTD.
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45年ぶりのゴジラ上陸! そのとき人類は

今作「ゴジラ×メカゴジラ」の時系列は第1作の『ゴジラ』(1954年)の延長線上に置かれ、2頭目のゴジラが45年ぶりに上陸するところから始まります。

さらには『モスラ』(1961年)や『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(1966年)までもが同一世界線上での出来事とされているので、けっこう散々な目に遭ってきた我が国が舞台となっているのです。

そこへきて今回のゴジラ復活による被害予測はこれまでの比ではなく、より強力な“最終兵器”による対抗措置が必須であるとして物語は展開していくのですが……。
今回のゴジラのデザインはいわゆる「ミレニアムシリーズ」の流れを汲んだものに。後述のヒロインの活躍からリスペクトを込めて「釈ゴジ」なんて愛称もあるのだ。  TM & ©TOHO CO.,LTD.

ゴジラの力でゴジラを制す! それは禁断の方法で造られた

「ゴジラの、骨です」

スクリーンいっぱいに映し出された巨大な骨格は、45年前に一人の科学者の命もろとも東京湾の海底に消えていった初代ゴジラのものでした(本来は骨も溶解して無くなっているはずなのですが)。

この引き上げられたゴジラの骨をメインフレームにして、DNAコンピューターによって全身を制御するロボット兵器として開発されたのが、3式多目的戦闘システム、通称“3式機龍”なのです(◯◯式っていうのがいかにも特生自衛隊配備って感じが出てて良き!)。

毒をもって毒を制す。敵と同じ力で戦うというのはヒーローものにおいて一種のセオリーではありますが、ここで人類が手にしたゴジラの力は、かつて人類が水爆実験によって自ら生み出し、そして自らの手で葬ったもの。

その安寧の眠りをまた奪うという許されざる行為によって造られた機龍は、果たして人類の希望たりうるのでしょうか?
その設定からおそらく多くの人が期待するであろう、お約束の展開「暴走」。制御不能で進撃した末、夕景の中機能停止する画のカッコよさは格別である。  TM & ©TOHO CO.,LTD.

生体兵器×孤独のヒロイン! 「生」をめぐる物語

孤独な出自ゆえに、自らの命でさえも軽視していた本作のヒロイン・家城 茜。

ゴジラ上陸時の不慮の事故がきっかけで資料課へ転属となっていたのですが、精鋭部隊・機龍隊のオペレーターに選出されたことから運命の歯車が回り始めます。

かつてゴジラとして生きていた機龍を駆り、目の前のゴジラの命を奪うことの意義とは。

機龍と自らを「求められない命」と重ね、戦うことでしか生きることの価値を見出せない茜。

「生きてちゃいけない命なんてあるわけないよ」と、もう一人の孤独な少女の言葉に動揺しつつも、互いの孤独をぶつけ合うことで最後は「必ず生きて帰る」という無言の約束を交わし、機龍と共に決戦に挑むのです。

「行くよ、機龍!!」
デビューのいきさつから家城 茜の役作り、撮影秘話までお話しいただいた釈 由美子さんのインタビュー記事は、本誌にて掲載!  TM & ©TOHO CO.,LTD.

東京SOS! 対ゴジラ最終決戦

茜と機龍によるゴジラ撃退から1年。機龍が持つ自身のDNAに引き寄せられるかのように、ゴジラがふたたび動き出します。

時を同じくして姿を現したモスラと小美人。

「死者の魂に人間が手を触れてはいけない」と、機龍を放棄するよう人間に求めます。

生命の尊厳を巡る幾多の思いが交錯し、やがてゴジラ・モスラ・機龍の最大にして最後の戦いの火蓋が切って落とされるのですが、果たしてゴジラの魂は本来あるべき場所へと還ることはできるのか……。

シリーズ屈指の心震える結末は、是非その目で確かめてください!
今回43年ぶりに来日したモスラは、かつて東京タワーをへし折った憎いアイツの子孫にあたる。本作の日本人にとってモスラは災いでしかないため、味方になると言われてもねぇ……という印象なのだ。  TM & ©TOHO CO.,LTD.
【書籍情報】
『ゴジラ&東宝特撮OFFICIAL MOOK vol.21 ゴジラ×メカゴジラ/ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』
価格:税込定価 880円
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ゴジラ&東宝特撮 OFFICIAL MOOK vol.21 ゴジラ×メカゴジラ/ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(税込定価 880円)発売中  TM&©TOHO CO.,LTD.
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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga