2026年8月7日発売の「テレビマガジン特別編集 ウルトラマンシリーズ60周年記念 全ウルトラマン記録大鑑」(税込み定価:1万6500円。発売/講談社)を見ながら、ウルトラヒーローと防衛チームの多彩な関係に思いをはせるのはいかがでしょうか。
ウルトラマンタイプとウルトラセブンタイプ
しかしこの2大ウルトラヒーローの変身事情は、実は全く異なっています。ウルトラマンは宇宙怪獣ベムラーを追って地球を訪れた際に、あやまって地球人のハヤタを死なせてしまったことから、ハヤタに自分と一体化することを提案したのです。
一方、ウルトラセブンは恒点観測員として地球にやってきた際に、勇敢な若者・薩摩次郎の行動に感動し、彼の姿をかりてモロボシ・ダンを名乗ったもので、M78星雲から来た宇宙人以外の何者でもありません。
以降のウルトラヒーローは大きく分けて、ウルトラマンの力が地球人に宿った「一体化」タイプと、ウルトラセブンのように地球人の姿に「変化(へんげ)」したタイプに分けることができます(セブンは後年の作品で、地球人と一体化したこともあります)。
また、怪獣や侵略者から地球を守るという目的を果たしやすいということから、防衛チームの一員となっていることが多いのも、特徴の一つです。
目次
ウルトラマンシリーズでの2つのタイプの歴史
ウルトラマンティガ以降ウルトラマンマックスまで、テレビシリーズで活躍するウルトラヒーローは、防衛チームの一員で「一体化」タイプが続きますが、久々の「変化」タイプのウルトラヒーローが登場するのが『ウルトラマンメビウス』(2006年)です。
ウルトラマンマックスに続いて、M78星雲出身のウルトラヒーローであるウルトラマンメビウスはヒビノ ミライを名乗って、新たなチーム編成を始めていた防衛チーム・CREW GUYS(クルー ガイズ)の一員となります。しかもストーリー中盤で、GUYSの仲間にウルトラマンとしての正体を明かすという、ウルトラマンシリーズでも珍しい展開となっています。
またその後の作品では、もともと地球人と同様の姿であった宇宙人などが特殊な力やアイテムを得てウルトラマンに変身可能となる過程が描かれるなど、これまでの「変化」とは逆方向ともいえる「変身」ヒーローも登場します。
ウルトラヒーローは風来坊?
ウルトラマンオーブに「変化」するクレナイ ガイは風来坊を名乗ります。『ウルトラセブン』でモロボシ・ダンが初登場時に「ご覧の通りの風来坊です」と名乗ったことを思い出しますが、その後にウルトラ警備隊に入隊したダンと違って、ガイは作品中ずっと所在が確かでない「風来坊」のままでいるのです。
ウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継ぐ青年が「変化」する『ウルトラマンジード』(2017年)に続き、『ウルトラマンR/B(ルーブ)』(2018年)、『ウルトラマンタイガ』(2019年)(ともに「一体化」タイプ)も防衛チームに属さない、または防衛チームが存在しない世界の主人公が変身するウルトラヒーローでした。
防衛チームの時代が来た!
同様の防衛チームの一員が「一体化」タイプのウルトラヒーローになる展開は以降、『ウルトラマンアーク』(2024年)まで続きますが、なかでも『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』(2021年)では、作中で主人公の驚くべき正体が明かされます。そして『ウルトラマンブレーザー』(2023年)では、ウルトラヒーローと「一体化」して変身するのが防衛チーム・SKaRD(スカード)の一員、といっても今までのように隊員でなく隊長が変身するのが異色でした。
さらに、ウルトラマンブレーザーが地球人とコミュニケーションを取れないことから、隊長がその真意を測りかねて、変身するのを拒絶される事態にまでなりました。
その後の『ウルトラマンオメガ』(2025年)は「変化」タイプのウルトラヒーローが人間とバディを組み、ストーリー後半で発足した防衛チーム・怪特隊の一員になりますが、最終話ではさらに「一体化」タイプになるという衝撃展開がありました。
そして『ウルトラマンテオ』では…
しかし、地球にも怪獣が現れて、被害を見かねたイブキはテオに変身。戦い慣れていないにもかかわらず、激闘の末に倒すことに成功します。しかし、怪獣の命といえども奪ってしまっていいものなのか? さらに、彼の前にはドーナツ好きのかわいいプチ怪獣プッチーも現れ、怪獣と人間を巡って心優しいイブキは悩みます。
そして謎の組織UTTF(未確認脅威対策本部)の調査員も姿を現します。地球の安全を守るために活動している組織のようですが、今までの防衛チームのような働きをする人たちと同じに考えていいのでしょうか。そして、テオと彼らの関係はどうなるのか? こちらからも目が離せません。
ウルトラマンと円谷プロの歴史がこの一冊に!
ウルトラマン 関連書籍も必見!







































テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga