『ウルトラマン80』メカギラス・ガビシェール 特撮の頂点を目指して

『講談社MOOK ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』よりぬきコラム【第8回】

テレビマガジン編集部

©円谷プロ PHOTO/講談社
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ウルトラマンシリーズに登場する怪獣・宇宙人の誕生物語やストーリー中での活躍を追跡して、解読するムック『ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』から、作品に登場する怪獣や宇宙人がなぜこれほど魅力的なのかをお伝えしましょう。

今回は、人間のマイナスエネルギーから生まれる怪獣を描いた『ウルトラマン80』(1980年)から、四次元ロボ獣メカギラス・オイル怪獣ガビシェールを紹介しましょう。

神出鬼没! 四次元の基地から地球を狙うロボ獣

四次元ロボ獣メカギラスと戦うウルトラマン80
深夜の電車で連れ去られた人間が、バム星人の地球侵略のために働かされ、メカギラスが造られた。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
四次元ロボ獣メカギラスは『ウルトラマン80』第5話「まぼろしの街」に登場する怪獣です。

ウルトラマンシリーズ初といってもいい、恐竜怪獣型のロボットで、四次元基地から出撃して地球防衛軍のレーダー基地などを攻撃、反撃にあうと四次元に消えるという行動を繰り返していました。

四次元宇宙人バム星人が次元を移動する電車で人間を四次元の前線基地に拉致し、催眠状態にしてメカギラスを造らせていたのです。

火力ではウルトラマン80を圧倒したものの、三次元空間で80のサクシウム光線によって敗北を喫しました。

地中を移動して日本上陸! 恐怖のオイル怪獣

石油タンクを襲撃! オイル怪獣ガビシェール

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